45.不良 ページ46
A「う…辛かった…」
やっぱり断ればよかったかなぁ…？
でも、美味かったし…
A「まあいっか…」
切り替えて走るぞ！
A「ﾊｧ…ﾊｧ…」
もうすぐ商店街だ。
美味しそうな食べ物がいっぱいあるんだよな…
「フーー！かわいいじゃんカノジョたちぃ〜」
ん？明らかに悪そうな声。
探すと反対側の通りに不良がいた。
A「(本物だ本物！)」
って…絡まれてるの円堂さん達じゃん！
円堂「なんだ？」
「そんな奴らとつるんでねぇでさぁ…俺達とかっ飛ばそうぜ、こいつでよ」
あ、いや、それ…
チャリンコですよね？
木野「円堂くん、試合前に問題を起こしたりしたら…」
円堂「わかってる」
そこはツッコまないのね…
円堂「急いでるんだ。行こうぜみんな」
「おーっと…」
冬花さんの腕をつかむ不良の1人。
「「！」」
あんなか弱い娘の腕をつかむなんて許さん…！
「いいから付き合えよ…」
豪炎寺「手を放せ」
「あぁ〜？痛い目見たくなかったら引っ込んでな」
睨み合う豪炎寺さんと不良。
「痛い目か。見せてもらいたいもんだな」
「「！？」」
円堂「あれは…」
「飛鷹さん！」
円堂「え？」
知り合いか？
リストにも元不良って書いてあったし
飛鷹「お前ら何している。チームの掟、忘れたのか？」
「おいおいおい、アンタはもうリーダーじゃないんだぜぇ飛鷹さんよぉ」
飛鷹「唐須…お前が新しいリーダーってわけか。鈴目をどうした」
唐須「鈴目ぇ？あ〜アイツなら目障りなんで追い出したよ。ボコボコにしてね…」
飛鷹「クッ…テメェ」
唐須「アンタの時代は終わったんだよ飛鷹さん！ヤれ」
やばいフラグ立ちまくってんだけど！？
「「……うあぁーー！！」」
声をあげながら不良たちが飛鷹さんに突っ込んでいく。
飛鷹「バカ野郎どもが！！」
「「！？」」
飛鷹さんの一蹴りで突風が吹き荒れる。
「「うあぁーーー！！」」
倒れる不良達。
唐須「チッ…役に立たねぇ奴らだ…あ？」
飛鷹さんの前に立ち塞がる円堂さん。
円堂「やめろ！飛鷹は大事なチームメイトなんだ。殴りたいなら俺を殴れ」
飛鷹「キャプテン…」
円堂「お前もだ飛鷹。どうしてもやると言うなら俺が相手になる」
唐須「チッ…萎えちまったぜ…今日のところは帰りますよぉ。だけどこの仮は必ずぜ飛鷹さん」
とりあえず一安心だ…
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作者名：アズサ | 作成日時：2011年4月16日 19時
