Episode:32→挑戦 ページ35
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数日後＿＿＿＿。
｢おい、どうだ｣
『……ごめん、上手くつけられない……』
｢最初はそんなものだろう。……手伝ってやる｣
リヴァイはあたしの後ろに回って、装置を外した。
きっと一から教えてくれるつもりだ。
もちろん、装置というのは立体機動装置。
この前、リヴァイとハンジから言われて、あたしは調査兵団に入団することになった。
そのための本格的な訓練が始まっている。
｢いいか、まず腰のベルトを……｣
『ひゃあっ！？』
リヴァイがベルトをつけようとしたとき。
腰を撫でるように触れられて、変な声が出た。
｢あ？｣
『ご、ごめんっ！！大丈夫！！』
｢……つけるぞ｣
またリヴァイがベルトをつけようとするけど、触られた瞬間にビクッて体が跳ねる。
……あたし、腰が弱点なんだろうか。
｢……自分でつけろ｣
『そ、そうだね！ベルトくらいはつけるよ！』
カチャカチャと盛大な音を鳴らし奮闘するも、上手くつけられない。
え？あたしこんな不器用だっけ？？
｢焦りすぎだ、ゆっくりでいい｣
『あ、焦ってなんか……うぅ、ごめん、もうちょっと待って』
もーーーーー！！
叫び出したい衝動を抑え、息を吐いてからゆっくりやった。
すると、手間取っていたのが嘘のようにすぐにつけられて……拍子抜けだよ。
……ちょっとしたことで動揺しないように、気をつけないと。
｢……つけたな？｣
『うん、ごめん。あたし、腰弱いみたいだ』
｢…弱点は簡単に人に晒すもんじゃねぇぞ。誰に何されるかわかんねぇからな｣
『えー？ははっ、腰が弱点とか何に使うの！大丈夫だって、悪用されないだろうし、その内治すから！』
あたしだって弱点のまま終わらせたくないし！
そんな意味を込めて笑うと、リヴァイは呆れたような視線を向けてきた。
『……え、え？あたし、何か変なこと言った？？』
｢……いや。まぁいい。それより、次は装置だな。装置の方は、人につけてもらうのが一番だが、万が一のためにも自分でつけられるようになれ｣
『へぇ、人につけてもらう人もいるんだ』
｢あぁ。特に新兵なんかは、整備に不備があると困るからお互いに確認含め、つけるよう頼んでいたり……まぁ、まちまちだな｣
何にせよ、あたしにとっては初めてのことばかり。
最初だから、念入りにやって損はない。
何事も挑戦だ。
｢じゃあやるぞ。装置は……｣
リヴァイの説明は分かりやすい。
端的で、要点がまとまってる。
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深海(プロフ) - ゆんさん» まぁそうですよね。これに関してはごめんなさいとしかいいようがないです。申し訳ない！ (2019年7月15日 22時) (
レス) id: 7d50cb5b5d (このIDを非表示/違反報告)
ゆん - ちょっとリヴァイ兵長のイメージが… (2019年7月15日 22時) (レス) id: 42e6ec1d64 (このIDを非表示/違反報告)
深海(プロフ) - 水無月碧音さん» わー、嬉しいです！！ありがとうございます！ (2019年7月5日 12時) (レス) id: 7d50cb5b5d (このIDを非表示/違反報告)
水無月碧音(プロフ) - 夢主可愛い…！応援してます！ (2019年7月4日 22時) (レス) id: 9308ec7c9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：深海 | 作成日時：2019年7月3日 11時
