Episode:23→人質 ページ25
side→リヴァイ
Aから手紙を受け取ってから2週間が経った。
そして、今日はめんどくせぇ一日になる。
｢準備はできてるかい、リヴァイ！｣
ハンジが扉を開け、聞いてきた。
｢あぁ……｣
かっちりとした礼服に身を包み、髪まで整え。
何故こんなことをしているかというと、だ。
｢式典はもうすぐだよ、エルヴィンも待ちわびてる。……くぅ〜っ！リヴァイもついに兵士長だよ〜！今日はあなたのための日なんだから、大いに楽しんでくれよ！｣
……めんどくせぇ……。
昇進するくらいで大袈裟なんだよ。
……とは言えず、仕方なく参加だ。
｢そういや、Aは留守番させるのか？｣
｢いいや、あの子も連れて行くよ。せっかくだから、おめかしさせてるんだ。お姫様みたいに可愛いよ｣
｢……そうか。怪我だけはさせるなよ｣
それだけ言って、俺は会場へ向かった。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
｢＿＿＿これまでの栄光を
エルヴィンに渡されたピンバッジを胸元につけ、跪いた体勢から立ち上がって、敬礼をする。
｢……では、一言を｣
｢……俺は、巨人を倒すことしか能がねぇが、これだけは約束する。必ず、人類の自由を勝ち取るために尽力する、と｣
大勢の市民が見ている前で、何故俺がこんなことを……。
……Aはどこにいるんだろうか。
迷子になっていないか、怪我をしていないか。
(いや……ハンジに限って、それはない)
約束は守る奴だ。
それに関しては信用できる。
ちゃんとそばにいるはずだ。
……が。
｢きゃあああああああああっ！？｣
そのとき、女の甲高い声が聞こえた。
声がした方を見ると、賊のような男達にナイフを突きつけられた女が2人。
悲鳴をあげながら逃げる市民達。
咄嗟に動こうとすると、男達が叫ぶ。
｢動くな！！動けばこいつらを殺す！！｣
くそ、人質を取られている以上、下手に動けねぇ！
目的は何だ、被害が広がる前になんとかしないとまずいぞ。
エルヴィンの方を見ると、どうやら同じことを思っているらしい。
眉間にシワが寄っていた。
｢調査兵団だかなんだか知らねぇが、俺らの税金を巻き上げるだけ巻き上げて、無駄死にばっかさせやがって！！｣
｢こんなくだらねぇ式する暇があったら、巨人と戦ってお前らが死んでしまえばいいんだ……！！｣
………あぁ、兵士の遺族か。
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深海(プロフ) - ゆんさん» まぁそうですよね。これに関してはごめんなさいとしかいいようがないです。申し訳ない！ (2019年7月15日 22時) (
レス) id: 7d50cb5b5d (このIDを非表示/違反報告)
ゆん - ちょっとリヴァイ兵長のイメージが… (2019年7月15日 22時) (レス) id: 42e6ec1d64 (このIDを非表示/違反報告)
深海(プロフ) - 水無月碧音さん» わー、嬉しいです！！ありがとうございます！ (2019年7月5日 12時) (レス) id: 7d50cb5b5d (このIDを非表示/違反報告)
水無月碧音(プロフ) - 夢主可愛い…！応援してます！ (2019年7月4日 22時) (レス) id: 9308ec7c9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：深海 | 作成日時：2019年7月3日 11時
