【刀剣乱舞】帰ってきてください、主、切実に

三十話*触るな ページ37

「うらぁっ!」



薙刀、槍、一振り、
大太刀は四振り、
太刀や打刀はもう数えるのをやめた。


それだけ斬っても、まだまだ敵はやって来る。




…上等、やってやるわよ。




ﾊﾟﾘﾝｯ


突然向こうの方から、硝子が割れる音がした。
何事かと思い、行く。





…審神者部屋だ。


部屋の中には大量の検非違使共、






…奴らの中心には、千秋様の仏壇があった。



千秋様の写真が、破られている。
仏壇もボロボロだ。




「貴様ｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧ!!!!」



頭に血が一気に上る。
…これが、人間でいう『堪忍袋の緒が切れる』という奴か。





「千秋様に触る、なぁっ!!」



私は、検非違使の方へと駆け寄った。



相手の高速槍が腹に刺さる。
…けれど、そんなの気にならない。






「下等生物ごときが血を出すな」



そう呟き、敵を切り捨てた。

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