夢を見たいなら金払え！2【W.r.w.r...ｄ!】 (ページ6)

今日:1 hit、昨日:2 hit、合計:8,639 hit

51本目:シアンページ6

しおり「やっとひと段落ついたわ」

準備が一通り終わって開店まで、あと2時間。

店の外に試しに出てみると、沢山の人から送られてきた花達が道路にまでずらりと並んでいた。

こういうのを見るとやってきた甲斐を感じる。

そして店に戻ってヘアメイクをしたりドレスに着替えたりしてあとはスタンバイするだけ。

お店の中にはこれからシャンパンが入る予定のグラスタワーや水色に飾り付けられた店内

そして時間になりお店の開店だ。

すると、私をいつも指名してくれる常連さんばかりいた。

しおり「え！西野さん！？お久しぶりです」

「えへへへ。しおりちゃんに会いたくて来ちゃった。」

忙しい仕事を休んで来てくれてる方もいて愛されてるな。なんて思う。

そして勿論沢山の指名が入る。その為沢山のテーブルを目まぐるしく動がなければならない。しかしその中の１つにとある彼がいた。

Shp「あ！しおりさん！お誕生日おめでとうございます！」

Kn「おめでとうな！それにドレスも似あってんな」

しおり「えへへ。ありがとうございます。」

二人ともこんな早くから来てくれたの！？
なんだかとても嬉しく感じた。

Shp「あの、すんません。アルマンドのラ・コレクションお願いしてもいいっすか。」

Kn「おお！！ショッピ君！！行ったな！！」

え、、、、、え？ら、ラ・コレクション！？
あのアルマンドが６本入ってるセットのあれ？

う、、、嘘っ。あんなの下ろして貰ったこと無いのにっ、、

しおり「え？ショッピ君言い間違えでしょ？嘘やめてよ～(笑)」

Shp「いや、好きな人の誕生日やしそれぐらいさせて下さいよ。」

その優しい言葉になんだか目頭が熱くなるのを感じた。

しおり「ショッピ君っ、、、本当にありがとね。」

するとショッピくんにふわっと抱きしめられた。

するとなんだか余計に落ち着いてそのままボロボロ涙が出てしまった。