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姉妹 ページ16

扉を開けるとそこはステージみたいな場所だった
まるでこれからショーでも始まるかのようなその場所には丁度みんなが集まっていた

サ「ワオ、ナイスタイミングってか。」

イ「良かった!みんな無事だったんだね!」

みんながみんな、兄弟との再会を喜び合ったり、互いの無事に安堵していたりと場は少し和んでいた
そんな中で私は必死にお姉ちゃんの事を探していた
言わなきゃ
たくさん寂しく辛い思いをさせてたから
ちらりと見えた赤い髪に向かって私は飛び込んだ

イリ「お姉ちゃん!」

ヴ「っ!?」

お姉ちゃんは驚いていたけど私は続けて言った

イリ「ごめんね…ずっと…辛かったよね…一人で…私…こんなに大切な事をずっと忘れてて…お姉ちゃんの事も綺麗さっぱり…ごめんね…ごめんね…!」

気付けば私の目からは涙が次々に零れ落ちていた
そんな私を見てかお姉ちゃんも涙を流して言った

ヴ「あたしのが悪ぃよ…あたしは…お前を殺しちまったんだぞ?それに…母さんの事も…あたしが…謝らなきゃいけねぇのはあたしの方だ!謝ったって許してもらえるかわからねぇ…けど…言わせてくれ…ごめんな…イリーナ…」

イリ「いいんだよ…全部…分かってるから!」

ヴ「っ!」

私はよりいっそうお姉ちゃんを抱き締める力を強くした
お姉ちゃんが言っていることは全部知ってた
お母さんを殺した事も
私を殺した事も
みんなを殺した事も
今まであった事を外から見ていたかのように鮮明に思い出せる
その時にお姉ちゃんがどれだけ苦しんでいたかも

イリ「今まで助けてくれた様に、今度は私がお姉ちゃんを守るから…」

そう言うとお姉ちゃんは私の事を強く強く抱きしめ返してきた
その手には力が入っていて私は自分見捨てられた訳じゃないと再認識でき安心した
寂しかったあの孤独の時
私に会いたくないから来てくれなのかとい何度思ったことか
でも今こうしてわかる
私はちゃんとお姉ちゃんに…愛されてる
そう余韻に浸っていた時だ

パチパチ…

どこからともなく聞こえてきた凍るように冷たい拍手
みんなが一斉にステージに目を向けるとそこには

カ「いやぁ、感動的だねぇ。思わず泣けてきてしまうよ。」

ドリ「カイドル…!」

お父さん…いや、『男』がいた
男はクスクスと馬鹿にした様に笑いながら私達をステージから見下ろしてきた

カ「姉妹の再会…いやぁ余興としてはいい出来だ。これから起こる出来事にお父さんもウキウキしてくるよ。そう思わないかい?二人共…」

イリ「あなた誰。」

私の発言に動揺する周囲、しかしお姉ちゃんと男はその表情を変えなかった

父親の過去(イリーナ&????side)→←絶望は笑う(マーダー&????Side)



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ソルトサンド - 全力で応援します! (2019年4月30日 22時) (レス) id: e4e8ea73ed (このIDを非表示/違反報告)
闇鍋ソース - いいんですよ…次のシーズンでも良ければおうえんおねがいします (2019年4月30日 18時) (レス) id: a314e0ab78 (このIDを非表示/違反報告)
ソルトサンド - セカンドシーズンもあるんですか!? 闇鍋ソースさん好きです(突然の告白) 楽しみに待ってます(急に馴れ馴れしくしてすいません) (2019年4月30日 14時) (レス) id: e4e8ea73ed (このIDを非表示/違反報告)
闇鍋ソース - フッグさん» フッグさぁぁぁん!ありがとうございまぁぁぁぁす!(感涙) (2019年4月30日 1時) (レス) id: a314e0ab78 (このIDを非表示/違反報告)
フッグ - ファーストシーズンおつかれ様です! セカンドシーズンもよろしくお願いします! (2019年4月30日 0時) (レス) id: 32ba9cd25b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:闇鍋ソース x他1人 | 作者ホームページ:http//  
作成日時:2018年11月10日 10時

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