苦戦の中 ページ37
サ「ぐぁ!」
一方、サンズたちは闇AU達に追い詰められていた
レベルの差が出ているのか、はたまた根本的な実力の差か、ともかくインクもマスタードもエッジもハニーも苦戦を強いられているのか、汗が絶え間なくあふれ出ていた
サ(くそ…このままじゃ確実に…負ける!インクとハニーは攻撃を防ぐので手いっぱいだし、マスタードとエッジもあの怪力相手にだいぶてこずってるみたいだな…さて、どうしたものか…)
マ「よそ見してる暇あんのか?」
サ「!」
サンズがマーダーのほうを向いた時にはすでに遅く、目の前でブラスターが放たれた
サ「がっ!」
幸いとっさによけられたのか致命的なダメージはなかったものの、腕に多大なダメージを喰らってしまい、そのまま木に体を打ち付けられた
サンズは痛む腕を抑えながらマーダーをにらみつけた
マ「おいおいどうした?さっきまでずいぶん皮肉とジョークをかましてたくせに…やっぱりLOVEが無いから勝てないか…」
サ「heh…そんなもんいらねぇよ…オイラは誰も殺さない。なんでお前がそんな考えに至ったかは知らないが、少なくともオイラはそんな道を外れたことしたかないな…」
マ「…」
マーダーは暫く黙っていたが、チッと舌打ちすると不機嫌そうに口をゆがめた
マ「弱いくせに…そんなんだから人間に負けたんだ。お前だって体験したことはあるだろう?思い出せ、Gルートの惨劇を!あの時人間は悪びれもせずに笑いながら俺たちを殺し続けた!何度も何度も何度も!リセットを繰り返して!容赦も慈悲もなく!食い止めようとしたって無力に見ているしかなかった悔しさが!だから俺は…」
そこでマーダーはふとマシンガントークをやめた
そしてニヤッと笑うと骨をかざし、サンズののど元に押し当てた
マ「はぁ…こんなやつ相手に何むきになって話してんだか…もう0.1くらいしかHP残ってねぇだろ?これで終わらせてやるよ。じゃあな、昔の俺。」
そういうとマーダーは手に持っていた骨を振り上げた
サ「ッ!」
サンズは死を覚悟して目をつむった
しかしその時だった
「危ない!」
マ・サ「「!?」」
二人は何が起こったのかと目を見開いた
目の前には見たこともない美しい天使のような少女がマーダーの骨を防いでいた
少女は力の抜けたマーダーのすきをついて、そのまま持っていた薙刀と槍の混ざった武器を大きく振るった
呆気に取られていたマーダーだったが、すぐさま自分の身の危険を悟り、バッとその場から離れ攻撃を回避した
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鈴(プロフ) - 面白いですね=)どうでもいいけどイリーナって聞くと…どうしてもビッチ先生の幼少期の頃の姿と重なる…w (2019年6月20日 19時) (レス) id: 83fb9e2c17 (このIDを非表示/違反報告)
闇鍋ソース - レイラさん» コメントありがとうございます!さぁどうでしょう?そこはストーリーを見てからのお楽しみということで! (2018年6月19日 22時) (レス) id: 92a13e267b (このIDを非表示/違反報告)
レイラ - 〈続き〉メイリンと小夜ちゃんは戦闘シーンがカッコイイので(#^.^#)続きが楽しみですー!応援してますよ!! (2018年6月19日 21時) (レス) id: 1ec2afeb3d (このIDを非表示/違反報告)
レイラ - 《絶望のソウル》が目を覚ますってことはイリーナちゃん!!闇落ちしちゃうってことですか!!?闇落ちしたイリーナちゃんはかっこいい姿をイメージしてしまいます!アニメキャラにたとえるなら黒執事のメイリンやblood-cの小夜ちゃんみたいな感じでしょうか!? (2018年6月19日 21時) (レス) id: 1ec2afeb3d (このIDを非表示/違反報告)
闇鍋ソース - ベルフェゴールさん» アンケートご協力ありがとうございました!なるほど、ヘルプは敵にもってこいですね! (2018年6月19日 17時) (レス) id: 92a13e267b (このIDを非表示/違反報告)
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