【urt】私と兄とお友達【skt】

よんじゅうはちわ ページ49

センラ「そろそろお昼食べに行くー？」



坂田「俺腹ペコ死ぬ…」



志麻「おっ、もうそんな時間かー」



うらた「フランクフルト食いたい。フランクフルト。」



センラ「うらたさん釣りに行った時も食べてませんでした？w」



うらた「まじ激ウマだから。ソーセージは世界を救う」



坂田「A何食べたいー？」



「んー…かき氷！」



志麻「え！絶対足りんよ！！」



「でもいっぱい遊んだ後にそんなたくさんは食べれないなぁ」



うらた「俺焼きそばも食いたいし、A一緒に食お」



「え？いいのー？食べたい！」



坂田「…」



センラ「じゃー海の家行きましょかー」



センラさんの声にみんな反応して、海を出る



更衣室から海までも少し距離はあったけど、海から海の家はもっと距離があって正直つらい



志麻「こっち絶対近道」



センラ「イバラの道すぎるやろ」



志麻「でも遠いしだるくない？ほら、ここ抜けちゃえばすぐだよ。回り込む必要ないよ。ねえ。」



うらた「Aいるし、岩場は危ない。却下」



「あ、私は全然大丈夫です。むしろ近道していきましょう…」



坂田「え、大丈夫？」



「歩くの嫌い…」



志麻「よしっいこっ！！」



センラ「まじですか」



たしかに少し岩がゴツゴツしてて歩きづらいし怖い



けどここを抜ければ目の前だし、遠回りなんてめんど…



「うわっ！！」



岩が水に濡れてて滑って転びかける



坂田「Aっ！！」



うらた「うおっと！！」



岩に頭をぶつけそうだった私の手をうらたさんが引っ張ってくれて危機一髪



「な、ないす…」



センラ「うわぁ！！大丈夫！？」



志麻「怪我ない！？」



うらた「だからやめとけって言ったじゃん…」



「ご、ごめんなさい…」



うらた「…ほい」



「え？」



うらた「危ないから、手」



「あ、うん」



うらたさんの手を握る



小柄で華奢なイメージだったけど、手が大きくて、ゴツゴツしてて、やっぱり男の人で



志麻「いやーごめんなぁ…俺がここ提案したから…」



「いえ！賛成したのは私ですし！」



志麻「うわっ天使、結婚しよ」



志麻さんは面白くて、センラさんは優しくて、うらたさんは心配してくれて



なんだか、今更だけどすっごい楽しい旅行になりそうな予か



坂田「…うらたさん、手離して」



うらた「…あ？」



…よか？ん？

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