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宮兄弟と私。【その2】 ページ2

時は流れて放課後の部活。

主将の北さんを中心に汗だくになって練習をする選手達。

「一旦休憩しよか」

そう北さんが言うと、マネージャーである私の所に選手達がドリンクやタオルを取りに来る。


「はい、北さんどうぞ」

「ありがとな」

「ハウッ!?」


北さんの微笑みに私の心臓が射抜かれる。
入部当初のイメージは怖かったけど、右も左も分からない私を色々と気にかけてくれた優しい人だ…


「A、タオルくれん?」

「あ、ごめん治」


こちらがもう1人の幼馴染である。

名前は宮治(みやおさむ)。侑とは双子の兄弟で、同じバレー部に所属している。

侑と同様、ていうか顔はほぼ一緒なんだけど、イケメンと呼ばれる類で女子からの人気が高い。

そして侑より性格は良い。本人曰く、
「俺は(ツム)より人に優しく生きるんや」だそうで。


「なぁA」

「何?」

「最近、太ったんとちゃう?」

「どストレートやな!」



…長い間一緒にいる幼馴染という立場だからだろうか。私は例外らしい。



「ハミマの新作スイーツにハマってな〜そんでプリンが特に美味い」

「なんやて。新作スイーツを1人で食っとったんか」

「お、おん」



スイーツと言った途端、ギラギラとした目になる治。

スイーツが好き…というよりは、食べることが好きな治は、好物と聞かれると「めし」と答える奴だ。



「今日練習終わったらハミマ行こかAの奢りで」

「え、嫌やって!…むしろ治が私に奢った方がええんとちゃう?」

「…?なんで?」

「昼休みに聞いたで。私のパンツ見たらしいな」

「ブッ!!」



治が勢いよくドリンクを噴き出し、偶然近くにいた角名と銀と侑が固まる。


「口止め料…高いで」


自分でも分かるくらい、悪人面で北さんをチラリと見る。


「恐ろしい女や…」


ブルブル震え出す治。


「偶然って言ったやん!!」


墓穴を掘った張本人、侑。


「でも侑と治、ちょっと嬉しそうやったやんな」


聞き捨てならぬことをサラリと言った銀。


「余計なこと言うなや銀!!」

「え、ちょっと何?嬉しいって」

「男はそうゆうものだよA」


何故か角名に諭される私。


今日も平和(?)なバレー部2年組である。




✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼


【番外:スカートがめくれた瞬間。】


「「今日はピンクなんやな」」

「え、ちょっと今日はって何」

「俺は見てない…俺は見てない…」

「銀、顔真っ赤やん」

俺らと幼馴染。→←宮兄弟と私。【その1】



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設定タグ:ハイキュー!! , 宮侑 , 宮治   
作品ジャンル:ラブコメ
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あべかわもち(プロフ) - みたちゃん 、新作おめでとう! ほんわか(?)日常系で私がめっちゃ好きな感じ! 楽しみにしてるね! (2018年6月3日 20時) (レス) id: 9f7db0fc1d (このIDを非表示/違反報告)
みたらし団子(プロフ) - 秋來さん» ありがとうございます!頑張ります(*^^*) (2018年6月3日 1時) (レス) id: 29b4a8ab60 (このIDを非表示/違反報告)
秋來(プロフ) - 題名から気になってクリックしたら…まだ1話なんて…!! 今後が楽しみです! 頑張ってください(*´`) (2018年6月2日 13時) (レス) id: f606e304c4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みたらし団子 | 作成日時:2018年6月2日 3時

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