さーんじゅろく ページ38
現在、私達は、
主【だから無理って行ったじゃぁぁぁぁあああああん！！？！】
ルー「うわっ、急に叫んでどうしたのフィー」
＿＿前よりも数段怖くなったお化け屋敷の中に居た。
ノルやアーサーでないだけまだ良いと言えるが、
それでも今の私の心中を一言で例えると「最悪」以外ないだろう。
私はちゃんと言ったのだ、「怖いから外に居る」と。
言ったのに！！
それなのにも関わらずアーサーが「男だけでお化け屋敷入って何が楽しいんだよ？」
とか言って、半ば強制的に連れてこられたのだ！！
入る前に受付だったモロッシアから
「今日からコンビじゃないと入れない」って言われてクジで相方を決めたのは良い、
相手がルーのはだったのはもう幸運だとしか言えないだろう。
だが、レベルアップしたお化け屋敷が怖すぎた。
一度前に入ってるし、なんとなくの配置は覚えているので
まだ大丈夫かと思ったのだ。
だが実際は、配置はガラリと変わり
登場するお化けの種類は増えクオリティがエゲツない位上がっていた。
なるほど此処が地獄か。
ルー「うわっ、何これビックリした〜」
そして、この世の終わり如くビビり叫んでいる私とは対称的に、
隣に居るルーは、全て「驚いた」「びっくりした」で済んでいるのだ。
なんで・・・？
「おねぇちゃん・・・アソボォ・・・？」
主【いやぁぁぁぁああああああああ！？！？】
「目・・・僕の目、知らナイ・・・？」
主【知らないよなんで知ってると思ったの！？】
「う��ごぉうぁ��・・・・ァあ・・・・っ！」
主【ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
ごめんなさいごめんなさいぃぃい・・・】
ルー「えっと、フィー大丈夫・・・？」
主【聞こえない聞こえない全部聞こえないからぁ・・・！】
パニックになり過ぎて、ルーの声もお化けの声も判別がつかない。
ついには、腰が抜けてその場にしゃがみ込みんでしまった。
床に座り込んだまま、耳を手で塞いで全ての音をシャットアウトする。
それでも、さっきのお化けの姿や声が耳と脳内から離れない。
ルー「フィー、本当に大丈夫！？」
主【無理無理無理ごめんなさい助けて国様ぁ・・・】
ルー「どうしよ何言ってるのか分かんない・・・。
こうなったら・・・っ。ごめんねフィー！」
その時、腕を引っ張られ思いっきり前に進み始める。
ルーに引っ張られながら暗闇を進むこと五分、急に光が溢れ、
思わず目を瞑る。
気付けば、そこはすでにゴール地点だった。
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しな月(プロフ) - オスロさん» わーい(ﾉ*°▽°)ﾉありがとうございます！頑張りますね！ (2015年4月28日 14時) (
レス) id: 52b363471d (このIDを非表示/違反報告)
オスロ - とても面白かったです(^∀^) 更新頑張ってください！ (2015年4月26日 23時) (レス) id: ea3d99ec89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しな月 | 作者ホームページ：http://uranai.amanoboru
作成日時：2015年2月7日 12時
