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さーんじゅさん ページ35

今日は文化祭4日目。

私は、眠り姫モチーフの衣装ではなくいつもの制服を着て、
中庭のベンチに座っていた。

「フィー!」

主「あ・・・」

待つこと約五分。
ようやく待ち人であるルー達魔術部の3人がやってきた。

ルー「ごめんねー、途中でアーサーがアルフレッドに捕まっちゃってさ」

アサ「あいつマジで人の話聞かねぇ・・・」

ノル「おめえの育て方が悪りぃんでねーの?」

アルフレッドか・・・。
確かにあの人は人の話を聞かないな。
いっつも何か食べてるし、しかも食べカスしょっちゅう零すし。

アルが通った後は大体食べカスが落ちてる。
大体じゃないや、いっつもだった。

アサ「・・・んで、何処から行くんだ?」

ノル「2組、ぜってえ2組」

ルー「え、なにその2組ゴリ押し」

主「・・・2組、イース居る、から」

私の呟きに、アーサーとルーが妙に納得した表情を見せる。
今日もノルは重度のブラコンだった。

といっても他に行きたい案は出なかったので、
4人揃って2組までテコテコポテポテと向かう。
もちろん、途中で買い食いをするのも忘れない。

イース「うわっ・・・」

香「お、チーッス」

主「ちーっす」

なぜかメイドさんの服を着ているイースと香に出迎えられ、
店内に入る。
イースを見た瞬間大量の鼻血を出して倒れたノルの事は、
復活する見込みがないので引きずって運ぶことにした。

つい2、3日前までは普通のクレープ屋さんだった筈だが、
今はクレープ中心でサンドイッチなどの軽食を出すようになったらしい。

そして、私が「ちーっす」と言ったことにアーサーとルーが
目をまん丸にして驚いていた。

アサ「香!お前フィーに変な事教えんなよ!?」

香「はっはっは」

イース「いいから早く注文してノーレ早く帰って」

ノル「だが断る」

モル「あ!おにちゃん来てたのな!」

ルー「わ〜!モルドバ可愛いね!」

・・・なんだろう、この空間だけ他の所より浮いてる気がする。

さーんじゅよん→←さーんじゅに



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しな月(プロフ) - オスロさん» わーい(ノ*°▽°)ノありがとうございます!頑張りますね! (2015年4月28日 14時) (レス) id: 52b363471d (このIDを非表示/違反報告)
オスロ - とても面白かったです(^∀^) 更新頑張ってください! (2015年4月26日 23時) (レス) id: ea3d99ec89 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しな月 | 作者ホームページ:http://uranai.amanoboru  
作成日時:2015年2月7日 12時

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