じゅーろく ページ18
放課後。
昼休みに話していた通り、私達はＷ街に買い物に来ている。
メンバーは私とベル、梅、エリザ、そしてさっき偶然会ったモナだ。
モナはなんとなく街を歩いていただけらしいが、あまりにも
暇なため私達に同行するとのことだ。
私は信じている、モナならばエリザ達の暴走をきっと止めてくれると。
・・・信じて、いたんだけど、なぁ・・・。
梅「フィーちゃんフィーちゃん、これとこれ、どっちがいい？」
ベル「いやいや、これやろ〜」
モナ「こんなのも似合うんじゃないかい？」
エリザ「断然！こっちの方が似合うと思うわ！！」
一緒になって暴走しちゃってる・・・。
街の中にある、他と比べ少し大きめな洋服屋さん。
広い店内の中には、可愛い服からかっこいい服、女性用から男性用、
果ては子供服からお年寄り向けの服までが所狭しと並べてある。
エリザ達が盛り上がっている間、私は奥の方に置いてある小さな水槽を
見ておくことにした。
限られた空間の中で、赤や青の煌びやかな魚がすいすいと泳いでいる。
広い海で今まで自由気ままに泳いでいた私には、少しその魚が可哀想に見えた。
これは、「同情」になるのだろうか・・・。
ベル「あ、見つけた！」
梅「もう、ここ広いんだからあんまり一人で動かない方がいいヨ？」
主「ごめん・・・」
水槽をボーっと眺めていると、後ろから梅達がこちらの方へ向かってきているのを
見つけた。
４人とも腕にいくつもの服を抱えていて、少し動き辛そうだ。
モナ「ほらほら、試着室に行こう。早くしないと閉店の時刻になってしまうからね」
モナに背中を押され、試着室まで半場強制的に連れていかれる。
閉店時刻になってしまうって、どれだけ私は服の試着をすればいいのだろうか・・・。
それから、ようやく服を数着購入し寮に戻る頃には、
日はすっかりと沈み、辺りが真っ暗になってしまっていた。
主「もう一時は、買い物いきたく、ない・・・」
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しな月(プロフ) - オスロさん» わーい(ﾉ*°▽°)ﾉありがとうございます！頑張りますね！ (2015年4月28日 14時) (
レス) id: 52b363471d (このIDを非表示/違反報告)
オスロ - とても面白かったです(^∀^) 更新頑張ってください！ (2015年4月26日 23時) (レス) id: ea3d99ec89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しな月 | 作者ホームページ：http://uranai.amanoboru
作成日時：2015年2月7日 12時
