５９話 ページ14
太宰side
『うわあ〜！
乱歩さん、凄いですね〜！』
唐突に、Aちゃんの声が聞こえて来た。
ふと声のした方を見ると、其処には乱歩さんとAちゃんが居た。
少し………ほんの少しだけ気になって、私は2人の会話に耳を傾けた。
『こんなに沢山事件を解決しちゃうなんて……！
それに、説明も凄く分かり易かったですし、凄く参考になります！』
なんだ、仕事の話か。
そう思って、ちらっと2人の方を見た時だった。
江戸川「否々、Aちゃんの理解が早いからだよ。
僕の良い助手になれるかもね！」
そう云い乍、乱歩さんはAちゃんの頭に軽く手を乗せた。
そんな乱歩さんに向かって、Aちゃんは嬉しそうに『本当ですか！？』なんて云っている。
すると乱歩さんは、「うん、本当本当！」と云い乍、Aちゃんの頭を優しく撫でた。
………正直、一寸嫉妬した。
Aちゃんにあんなに褒められて、あんなに可愛い笑顔を向けられて……
………私も……仕事を真面目にやってみようかな……
なんて、思ったり………
どうやら、Aちゃんが関わると、私の気持ちは直ぐに切り替わって仕舞うらしい。
もう1度2人の様子を見る。
すると乱歩さんが、Aちゃんの頭を撫で乍、私の方を見てニヤリと笑った。
其の瞬間、私の中で何かが切れた。
私は立ち上がってAちゃんの手を取ると、「仕事に行くよ」と云って引っ張って行った。
Aちゃんは、「あっ、ちょっ、太宰さん！？」と少し焦っていた様だったが、私は構わずAちゃんを連れて探偵事務所の外に出た。
-------❁ ❁ ❁--------------❁ ❁ ❁-------
探偵社side
与謝野「やるじゃないか、乱歩さん。」
すると乱歩は得意そうに笑った。
江戸川「之で太宰も、少しは仕事熱心になってくれると良いな！」
与謝野「序に、2人の仲も……かねェ？」
そう云う与謝野に、乱歩はニッコリ笑って見せた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 90人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
咲姫(プロフ) - 紅夏さん» わああああ！楽しんでもらえてめちゃくちゃ嬉しいです(><)ありがとうございます！！これからも頑張ります！！ (2018年5月5日 9時) (
レス) id: 53214a536b (このIDを非表示/違反報告)
紅夏 - 太宰さんんんんん!面白かったです!これからも更新頑張ってください!応援してます！ (2018年5月4日 21時) (レス) id: 1b04687fdb (このIDを非表示/違反報告)
咲姫(プロフ) - ジュリさん» ふぁあああありがとうございます！期待に応えられるよう、更新めっっっっっっっっっっっっっっちゃ頑張ります！ (2017年11月25日 11時) (レス) id: 88671b77e8 (このIDを非表示/違反報告)
ジュリ - ｸﾞﾊﾞｯ･･･ウヒョーーーー！！最高でしたよ!(≧∀≦)/更新めっっっっっっっっっっっっっちゃ楽しみにしてます！双黒かっこいい！ (2017年11月25日 10時) (レス) id: 84c51744c8 (このIDを非表示/違反報告)
咲姫(プロフ) - 三毛猫さん» 語彙力……ですか……！？自分では語彙力ないと思っているので、そう言ってもらえるとすっごく嬉しいです！ありがとうございます！ (2017年11月13日 6時) (レス) id: 88671b77e8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：咲姫 | 作成日時：2017年4月10日 22時
