戦国乱世～月夜の出会い～続編の続編【戦国BASARA】石田三成 (ページ27)

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どうしようもない事実ページ27

幸)「三成殿とA殿はおられるでござるか！？」

佐)「よっ！」

門の前で手をふりながら刑部へと走りよる

刑)「三成の部屋に居る、手当ても終った頃合いだろう、案内する」

幸)「む？誰か負傷したのでござるかっ！？」

佐)「無事だといいんだけど・・・」

刑)「・・・・・・」

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幸)「だ、大丈夫でござるかァっ！？！？」

刑部が開くよりも先に真田が飛び出して大声で叫んだ。

石)「静かにしろ」

背をむけたまま振り向かずに、布団の横で正座している。

幸)「も、申し訳ござらぬ！」

佐)「も、もしかして怪我したってのはっ・・・！」

刑部の後ろから慌てて布団の近くへかけ寄った

刑)「・・・・」

刑部は開いた襖の境から動こうとせず、ただただこの光景を見守っている。

幸)「A殿？まさかっ・・・・」

佐)「アンタッ・・・・」

先程までの勢いは消え、急な事実を突きつけられた二人は驚きが隠せなかった。

石)「そのうち目を覚ますだろう、私達は後始末を始めるぞ」

力なく立ち上がり、刑部の横を通りすぎる

佐)「・・・・・っっ！！」

幸)「何故っ・・・こんなっ」

悲しくても悔しくても何も出来ない事に、二人はただ、
Aの横で立ちつくしていた。