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二度目の城下町 ページ17

貴)「変わらないな〜…」

時間はそこまで経ってはいないから当たり前な事だが、
何となく懐かしく感じる。

貴)「変わったとしたら……」

三成さんとの関係だ。

今ではお互いの想いが交わっている
それだけで今まで見てきた物も変わると思う。

石)「・・・・」

(この横顔も今では…)

石)「おい」

貴)「はっ!はい?」

(な、眺め過ぎちゃったかな)

石)「前に、もう嫁に行けないと言っていたな」

(あ、バレてたわけじゃないんだ…)

貴)「そういえばそんな事言ってましたね、あの時は恥ずかしすぎてもう……」

石)「今でも…そう思っているのか…?」

貴)「え?」

特に深い意味を込めて言ったわけではないので、
深刻そうな顔をしている三成さんが何を考えているのか分からなかった。

石)「私の所へは、来れないというのか……?」

貴)「え?あ、その…」

あの顔はその事が理由だったのか

(ちょっとからかってみよう…)

貴)「もし…行きたくないって言ったらどうします?」

もちろん、離れる気はない

石)「っっ・・・・!?!!!」

貴)「え?ですから例えばの話で……」

石)「他の男のモノになるくらいなら…貴様を殺し、私もすぐに後を追う」

(そうか……)

ギュッ!

貴)「わたしは幸せ者ですね!!」

わたしは後ろから飛びつくように三成さんを抱き締めた

石)「ぐっ!いきなり何だ!」

さっきの雰囲気からの温度差に戸惑っていながらも、しっかりわたしを受け止めてくれる。

貴)「何でもないですよ〜…あ!あのお店気になりますね!ちょっと行ってきます!」

あまり長くくっついてるとこちらが照れてしまいそうなので、急いで店のほうへ駆けていった。

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設定タグ:戦国BASARA , 石田三成 , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:おもち | 作成日時:2014年4月12日 20時

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