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二人きりなら ページ14

石)「立てるか?」

これ以上心配はかけられない。

貴)「はい!大丈夫でs…」

ズコッ・・・

立とうとして瞬間、足首を捻ってそのまま地面に突っ伏してしまった。

貴)「・・・・」

石)「・・・・・」

貴)「あ、あの〜〜・・・」

話しかけるのは恥ずかしかった、
勇気をもって話しかけたが

石)「何も言うな…」


貴)「はい……」

声はいつもどうりだが、顔を横に逸らして笑いを堪えているのを私は見逃さなかった。

貴)「ひどい…」

何も笑う事は無かっただろう

貴)「笑わなくても……」

グッ・・・

貴)「わぁっ!!!」

突然、宙に浮いた感覚がした、

地面に居るというのにまた転ぶのかと思い身構えたが、そうではなかった様だ。

石)「この方が良い…。よりお前を近くに感じられる」

確かに、私が少し顔を上げて三成さんが顔を下に傾ければ、触れそうなくらいに近い。

貴(そう考えると恥ずかしい気が……)

でも、二人だけなら多少恥ずかしくても構わないと思った。


むしろ・・・・・


貴)「・・・・」

ぎゅっ

私は少し大胆に、両腕を三成さんの首へまわし、鎖骨へ顔を埋めた。

石)「なっっっっ!!」

突然の事で三成さんも驚きを隠せないといった様子だった。

貴)「ふ、二人だけなら…これくらいは良いかな……って……思って…………」

石)「・・・・・・」

貴)「あ・・・・」

(自分で言っておいてさらに恥ずかしくなってきた…だめだ!)

貴)「や、やっぱり今の無しっっ!!無かった事にっっっ!!!!」

石)「遅い…」

貴)「え?」

訂正しようと上を向いた瞬間、
柔らかいモノが自分の唇に強く押しあてられた。

それが何なのか分かるのに、数秒ほどかかった。

破廉恥でござる!→←生意気なやつ



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設定タグ:戦国BASARA , 石田三成 , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:おもち | 作成日時:2014年4月12日 20時

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