明日には死ぬんじゃぁ・・・ ページ30
貴)「あ・・・」
石)「どうした」
貴)「三成さんが笑ってる、わたし明日には死ぬんじゃ・・・」
あんな顔は今まで見たことが無かったので、つい口にしてしまう。
石)「・・・・・」
貴)「さてと、そろそろ上がろうかな」
急にお湯が冷水になった気がして寒くなってきた。
石)「ふふふふはははは・・・」
三成さんは突然悪者じみた笑い声をあげた
貴)「な、何ですか?笑わないで下さいよ!」
仕返しが出来て晴れやかな気分なのに台無しだ。
石)「出られるのなら、出て行けばいい。出られるのなら、な・・・」
貴)「あ・・・」
そう言えば、わたし何も着てない・・・
石)「A・・・」
不敵な笑みをしながら、じりじりと近づいてくる。
貴)「やめっ・・・」
せっかく離れたのに、また距離を詰められてしまう
石)「先程の威勢の良さは何処へ行った」
貴)「あ、えぇっと・・・」
見つめられて語尾が小さくなる
石)「出て行かないのか?」
貴(酷な事を聞いてくるな・・・)
貴)「む、無理です!みみみ三成さんが出て行って下さいっ・・・」
石)「何故だ」
三成さんの目には悪戯な光が宿っている。
貴(問い詰めないでよ!恥ずかしいんだってば!)
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作者名:おもち | 作成日時:2013年12月26日 13時