夜中の襲撃 ページ16
ピシャーーーーン
サァァァァァー・・・
まるでそれが幕開けかの様に
天候が悪くなり始めた。
兵)「正体不明の軍が城付近まで迫って来ています!!」
夜中に城内が騒がしいので目が覚めた
貴)「ふぇ・・・まだ、夜・・・寝よ」
意識がはっきりしない、雨の日だとなおさら。
わたしは再びモソモソと布団の中に戻った
石)「ずいぶんと幸せそうだな」
貴)「はぃ〜、それはもう暖かくて天国の様です、あ!あなたも入りますか〜?」
まだ視界もハッキリしないが、人が居る事だけは分かる。
石)「本物の天国に行きたいのなら・・・いかせてやる」
貴)「あ、三成さんですね〜?そんな怖い冗談よして下さいよ、ほらほらこちらへどうぞ?雷が怖くて眠れなかったんですよね?」
わたしは布団から出たくないがために、
他人を巻き込もうと布団をぽふぽふっと叩いた
チャキッ
石)「安らかに眠れ・・・A」
貴)「わわわっ!起きます起きますって!」
ぼやけていた意識でも危機を感じ、慌てて起き上がった。
石)「ようやく起きたか・・・」
三成さんが灯りをつけたらしく、
部屋はロウソクの光で怪しく光っていた。
貴)「あ、えっと、おはようございます?」
意識もはっきりしてきたので挨拶をする
石)「時間が無いから早く戦の準備をしろ、私は部屋の前で待っている、出来たら声を掛けろ」
と言うと、三成さんは襖を開けて出て行った。
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作者名:おもち | 作成日時:2013年12月26日 13時