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手紙 ページ2

高校2年生の春。


『さぁて、どうしたもんか』


新年早々今年1番のピンチに陥ってしまったかと思ったのは、この右手にある手紙のせい


遡ること少し前


年始で特にやる事もなく、ごろごろしていたら


ママから手紙来てるなんて言われてるんるんで玄関に向かったと言うのに


--------------------------

A様


- 強化指定学園生徒に選出されました。 -


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なんかよく分からない文書が書かれていた


日本フットボール協会とかいう所からただの高校生である私へ


宛先に間違いはなさそうだけど、


急募︰強化指定学園生徒とは


いや、まじでなんだ、なんなんだこれは


って感じで冒頭に戻る


強化指定学園って事はなんかの学校だろうけど、そしたら今の学校はどうなるのだ


わりと苦労して…なかったこともないような感じで入ったというのに


なにより友達と別れることになるって事だ


今期のアニメのキャプテンツカサの話しようね、って約束したのに……


まぁ、まだ決まった事じゃないし、大丈夫だろ


ちらりと辺りを眺めると悩みすぎたのかもう既に日が落ち掛けていて


私がぱたりと扉を閉めれば


ママ「あらAちゃん、たっくんから年賀状来てた?」


幼なじみの事を気にしているようで私に聞いてくる


いや、知るか()


『いーや?そーいや今年なかったね』


ママ「ついに彼女でも出来たのかしら……」


『なわけ、笑う』


ママ「あ、でも確か強化なんたらがみたいな話してたわね」


『は、強化……なんたら、????』


へらと冗談に笑っていたら強化なんたら、と聞いて体が硬直する


さっきのじゃないか


ママ「なに、知ってるの?」


不思議そうに眺めるママに顔を顰めると、さっき見た事を話した


うん、そうするしかなかったよね!!!!


ママ「なるほどね、たっくんも行ってるんならAちゃんもいってらっしゃいな」


『え、いや、でも』


困惑した表情で見つめるもののママには効かないようで


ママ「なんか凄そうだし、いい刺激になるんじゃない?????」


『ぇ?????』


ママ「ね??????」


『まぢかよ、おかあさま』












普通の高校A、なんか凄いところに行くらしいです

きらきら→←プロロロロロロロロロ



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作者名:ほ𓏸 | 作成日時:2023年1月14日 21時

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