#22 ページ22
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てつやくんの家に戻ってきた。
もう一台のみんなはもう解散したらしくて
部屋にはわたしたち3人のみ。
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虫「Aちゃん泊まるの？ここ」
『え、？』
さすがにそれは・・・
そう言いかけたわたしに被せるように
「泊まるやんね？」
そんなこと聞かれても、
荷物もないし
ていうか男の人の家に泊まるなんてだめだもん。
虫「てつやも泊まるの？」
・・ん？
ここてつやくんのお家じゃなかったっけ？
聞けばここはスタジオのために借りている部屋らしくて
てつやくんのおうちはまた別にあるらしい。
今朝おうちって言ってた気がするけど・・
「俺も泊まる。いくとは俺んちに行かせたし。」
ざわくんは帰るって言ってたし
つまり、この部屋にわたしとてつやくんになるってこと？
『・・や、だめだよ、！』
わたし、荷物なにもないもん、とてつやくんに訴えても
「大丈夫だって。」
全然折れてくれないてつやくん。
えーっと・・どうすればいいんだろう。
わたしが困ってる隙に
虫「じゃあ僕帰るね。」
「おう、また明日ー。」
えっ、どうしよう。
手を振りながら、頭の中で色々なプランを練ってみるけど
なにもでてこないや。
とりあえず
ふぅ、とソファでひと息つくてつやくんの横に座る。
『・・帰っちゃったね。』
「酔い、さめた？」
『あ、うーん、ちょっとだけ。』
そっか、よかった、と呟くてつやくんに
また胸が高鳴ってしまう。
「シャワー浴びる？」
『でも服が・・・』
当たり前のように女性用の下着なんてこの部屋にあるわけなくて
結局てつやくんとコンビニに買いに行くことになった。
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涼しい夜風の中で、てつやくんと2人。
『きもちいね。』
お酒で温まった体にちょうどいい。
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「あのさ、別に何もしないから大丈夫だよ。」
『・・？なんのこと？』
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やけに真剣な横顔にドキッとする。
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「ん、別になんでもない。」
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いつのまにか眩しい看板が現れて
少し先を歩くてつやくんが先に自動ドアをくぐる。
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ぴ - こんな素敵なお話が無料で読めるなんて…。。とても面白かったです！今から続編見てきます楽しみです！ (2021年1月8日 21時) (
レス) id: f511a09636 (このIDを非表示/違反報告)
Mrs.ぱんぷきん(プロフ) - 完結おめでとうございます！！橙さんのピュアピュアなお話はやはり良きですなぁ〜！今後のお二人にも期待ですね！！！素敵なお話をありがとうございました！ (2020年12月19日 7時) (レス) id: 3c19ec381c (このIDを非表示/違反報告)
おかゆ(プロフ) - はじめまして！小さい小さいおじさんに思わず笑っちゃいました！すれ違う2人の気持ちにギャンギャンしてます！これからも更新楽しみにしてますー！！ (2020年10月27日 1時) (レス) id: 2797378088 (このIDを非表示/違反報告)
はち(プロフ) - はじめまして(*^^*)新話がでるたびにニヤニヤしながら見ています(*´ー｀*)緑推しですが、橙もいいですねー！ (2020年10月19日 5時) (レス) id: 4e98ffd1fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ね子 | 作成日時：2020年10月16日 10時
