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貴方side
『あのっ、始める前に一つ相談したくて！』
「あら、なにかしら？」
『恋愛相談なんですけど‥‥」
「お姉さまの恋愛相談‥‥？！ぜひ、お聞かせください！」
「まぁ、聞いてあげないこともないけどぉ？」
「面白そうだな！おれも聞く！」
「寝ながら、俺も聞いてるよ‥‥」
『ありがとうございます！えっと、私の好きな人は幼馴染みなんですけど‥‥』
名前は伏せて、夏目のことを話した
実は、幼馴染みであることを私達は隠してる
理由は、転入したての頃、クラスで
「ねぇA、日直代わってくれないかナ？」
『日直くらい自分でやりなよ‥‥どうせろくでもない理由なんだし』
夏目と話していると、真くんが遠慮がちに声を掛けてきて
「あのっ、逆先くんと転校生ちゃんは、どういう関係‥‥？」
『え？』
「あぁいやっ、その！まだ転校して来て一週間ぐらいなのに、もうお互い名前呼びだから、元から知り合いだったのかなって」
『あ、それは』
「ううン、ふざけて名前を呼んだだけだヨ。普段は子猫ちゃんって呼んでいるんダ」
『そ、そうそう！Aって呼ばれて驚いたよ』
「そうなんだ！びっくりした‥‥」
後で、どうして誤魔化したのか聞いたところ
「名前呼びしてるだけデ、噂になるのが面倒だからだヨ」
『なんの噂？』
「付き合ってるとカ、どっちかが片想いだとカ。いちいち誤解を解いて回るのも面倒だシ、学校ではお互い名前呼びしないようにしよウ」
『うーん、夏目以外でいい呼び方あるかな』
「‥‥やっぱりいいヤ。Aは夏目って呼んデ。ボクだけ変えるかラ」
『うん、分かった』
とまぁ、こんな経緯で幼馴染みであることを話していない
「それで、幼馴染みに好きな人がいる事に最近気付いた、と」
『はい』
「ずっと側にいたのに、気付かなかったの？」
『しばらく離れてたから‥‥いやでも、そ‥‥ゴホッ、ゴホッ』
危ない危ない、宙くんって言いそうになった
宙くんは一年生だから、好きになったのは私が転入した後だ
‥‥転入してからはずっと側にいたのに、全然気付かなかった
「Aはどうしたいんだ？」
『私は‥‥幼馴染みを好きなままでいたいです』
「なら、アタシに任せなさい！とびきり可愛くしてあげるわ！それで、幼馴染みくんの好きな子より可愛くなっちゃいましょ♪」
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月見若葉(プロフ) - 亡命遊愉さん» ありがとうございます‥‥！初作品でコメントを頂けるなんて感激です‥‥！これからも、皆の魅力が伝わるように頑張ります！ (2017年4月29日 15時) (
レス) id: 730b85c1be (このIDを非表示/違反報告)
亡命遊愉 - ああ、夏目君も宙君も可愛いです…更新頑張ってください！応援してます！ (2017年4月29日 15時) (レス) id: b985e9e759 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月見若葉 | 作成日時：2017年4月9日 15時
