拾漆 ページ18
春「お酒はふたりとも控えてください！さもないと餅ついてもらいますよ！」
「び、びみょーに嫌な罰ね……」
夏「きぬとうすどっから持ってこよう…」
「そ、そうだな。とりあえずホームセンターだろ。もう空いてるだろうし割り勘で…」
春「ふたりとも罰をうける前提で話を進めない！」
「「……は、はい」」
正月そうそう説教されることになるとは…。春奈ちゃんめちゃくちゃほんわか癒し系なのに怒ると怖いんだよなぁ。
夏「A、お宮参り行った？」
「行くわけないじゃん。忘年会した日から今日まで一歩たりとも外に出ず引きこもってたわ」
夏「だと思った。ということでいこう」
「やだよ寒いし」
夏「今年で〜、ひーふーみーよー………数えるのも面倒になってきたくらい毎年毎年言ってるのに同じ答え返してるよね」
「ほんと毎回毎回懲りないね」
夏「こっちのセリフだわ」
「諦めろ」
夏「諦めねぇわ」
春「仲良いね〜」
「「そんなことない、ハモるな。やめろ仲良いみたいだろ。………ははははwww」」
春「双子みたいだなぁ」
「なっちゃんの姉とかやだな」
夏「俺が弟かよ」
たしかに親友やってるくらいだから仲良い…とは思う。間違いなく気をおける人だし、お互いの家のこと、性格をよく知ってる。
初めて会ったのは養成所を終え事務所に仮所属した頃だったか。なっちゃんは養成所に行かずそのまま所属ということで、事務所は違っても割と話は聞いていた。
そこからモブの役で共演して、会話をすることは多く無かったけど、似たような空気をしていたからなぜか親近感は持ってたと思う。
まだ大人になりきれてない私たちは癒すこともしないまま、似たような傷を持ってる人間を見て安心してた。もう彼は包帯をしてくれる人を見つけたって言うのに、私は何をやってんだか。
夏「A？ぼうっとしてたけど、どうした？」
「んーん、ちょっと私って人気声優なのにモテないなーって思ってた」
夏「いやモテるだろ。確実に俺よりはモテてただろ」
「いやいやいや、何を言いますがな」
夏「なんならお前に告白した人たち何人か知ってるからな？」
「げっ、なんでや」
夏「聞くし、聞かされるし、回ってくるし」
「こわいこわいこわい。なっちゃんやたら情報網広いからAちゃんこーまーるぅ〜」
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ななき。(プロフ) - 甘蜜蜜華(精神安定剤())さん» コメントありがとうございます！こちらこそです照 今回のお話もなかなかに回りくどいのでたんまり悶えちゃってください笑 よろしくお願いします！！ (2021年2月21日 19時) (
レス) id: 42df20d673 (このIDを非表示/違反報告)
甘蜜蜜華(精神安定剤())(プロフ) - 新作おめでとうございます！！素敵な作品をいつもありがとうございます！ななき。さんの描くストーリーがもう、悶えるくらい好きです！！更新頑張ってください！ (2021年2月19日 22時) (レス) id: 95d0968963 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななき。 | 作成日時：2021年2月19日 22時
