煽りがうざい ページ12
増「やー、完ぺき鉄ぺきの花月にも苦手なことがあったんだねー。やー教えてあげよーかぁー?」
江「煽りすぎw」
「今に見てろ、直ぐに追い抜いてやる」
入「わー、笑顔こっわーいw」
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江「……さて、2時間たったが結果は?」
増「あ、やばい!まってまってまって!……きゃー!」
「これで、ラスト!!……しゃー!これで4勝」
入「4対1、増田くんの敗北確定だね」
増「なんで……たった2時間で1000時間を越えられてしまった……」
江「なんでも器用にこなすからなぁ。初めてやったものでも、ほんの数時間ですぐ慣れるし」
「あんまりいいものでもないよ。平均以上はできるけど、誰よりも突出した才能っていうのはないから。別にすごくない」
増「え、なんで?」
「な、なんでって……」
増「すごいでしょ。普通に考えてすごく誇れることだよ」
入「自己評価低すぎじゃない?」
「いや、でも……」
江「なんでも平均以上できるって言うのが才能なんだろ」
「さい、のう………」
増「現に今だってこうやってゲームでオレに勝ったし」
入「テストでいつも上位にいるし、演劇部からオファーがくるし」
江「軽音部や吹部から声がかかるくらいピアノができるしな」
増「あとはバスケもできるし、運動部からも声がかかってたし、新宿渋谷を歩いているとスカウトが来てたし、あ、あと笑顔がかわいいし、美人だし……」
ほ、褒めごろし。事実だけど改めて言われるとなぁ。
「もう、もういい。もういいから。充分わかった」
江「つまりは、もうちょっと自信もちなよってことだろ」
「…わかった」
江「よし」
「うん。さて、ゲームも勝てたことだし勉強やろっか?」
増「え?」
「心配するなよ、人に教えるのもそれなりにうまいはずだから。さあ、やろう」
増「ちょ、ちょっと待って?なんでそんなに笑顔なの?」
「まっすーが言ったんじゃないか、私の笑顔はかわいいって。ほらペン持って?ノート広げて。まずは基礎からやっていこうか」
増「は、はい!よろしくお願いしますコーチ!」
江「忘れてた」
入「なにを?」
江「普段無気力な分、本気にさせると怖いってことを」
入「それは、文化祭の時に何となくわかってたけど…w」
こうしてようやく、第二回テスト勉強会が始まったのだった。
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ななき。(プロフ) - ゆゆさん» すみませんみおとしてましたぁ!!コメントありがとうございます!亀更新になるとは思いますが、気長に待ってくれると嬉しいです!よろしくお願いします! (2020年11月15日 18時) (レス) id: 42df20d673 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ - 昨日知り、全部読まさせて頂きました!更新頑張ってください!楽しみにしてます! (2020年5月25日 14時) (レス) id: 2487ef8f40 (このIDを非表示/違反報告)
ななき。(プロフ) - 春さん» ありがとうございます!長くなるとは思いますがよろしくお願いします!がんばりますね! (2019年12月30日 17時) (レス) id: 42df20d673 (このIDを非表示/違反報告)
春 - 続編おめでとうございます!これからも楽しみにしてます!! (2019年12月27日 15時) (レス) id: 10bd62f869 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ななき。 | 作成日時:2019年12月27日 9時