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白と透明 ページ20

なにか言おうとして、下手なフォローしか思い浮かばず結局黙り込む。




増「オレは白なんだよ。なんにでも染まる代わりに、下手するときたなく汚れてく」

「私らは?」

増「透明」

「………透明?」

増「うん。相手やその雰囲気に染まるんだけどすごく綺麗で、いつの間にか飲み込まれてるっていうか。なんて言うかとっても、ずっと見ていたいって思える」

「そんなんじゃ……」




そんなに私は綺麗じゃないよ。




「そう見えるのは、きっとまっすーが綺麗だからだ。綺麗な人間だから人が輝いて見える。綺麗な人の目にはなんだって綺麗に移るんだよ……」




あの人が、そうであったように。




増「オレは、みんなが思ってるほど良い奴じゃないよ………」

「……ん?なんか言った?」

増「ぁ……うんん、なんでもない」




聞こえないふりをして、聞かなかったことにして、早く記憶から消そう。




「行こうぜ、みんなが待ってる」




スカッとする炭酸とフルーツ系のドリンクを頼み、軽く食べられるファーストフードをテイクアウトする。




「おまたせ〜。こんなんで良かった?」

入「わぁ〜おいしそう!もうおれお腹ぺこぺこだよ〜」

江「……遅かったな、そんな混んでた?」

増「あ、うん。いやでもそんな」

江「どっちだよ」

増「割と並んでたけど、全然苦じゃなかったよ。ほら食べようぜ。花月どれにする?」

「私はフィッシュバーガーかなー?ポテトはみんなで食べよう」




温度も、匂いも、体つきも、身長も、性格も、好きな教科も、嫌いな食べ物も、何もかも違う私たち。その4人が、丸いテーブルを囲って食事をしている。

一年前、下手したら半年前の私にだって想像は出来てないだろう。

それぞれの役割→←来るもの少し拒みつつも



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ななき。(プロフ) - 春さん» 春さん!いつもご覧くださりありがとうございます!こちらこそこれからもよろしくお願いします(^^) (2019年11月28日 18時) (レス) id: 42df20d673 (このIDを非表示/違反報告)
- 続編おめでとうございます!めっちゃいいです!!これからも楽しみにしてます!(^-^) (2019年11月28日 17時) (レス) id: 10bd62f869 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ななき。 | 作成日時:2019年11月27日 16時

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