[リボーン] 十六夜の巫女８

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すっと
姿を現したら六道さんに
殺気をしまって笑顔を浮かべました

｢お久しぶりです、六道さん｣

｢おや、こんな所で会えるとは思いませんでしたよ｣

六道さんは薄く笑われ

｢にしても、Aでなくてシャドウなんですね｣

｢はい、Aより私の方が話が速いと思いまして｣

私は冷ややかな笑みを浮かべた

｢クフフ、そうですか
今日は戦わないんですね｣

｢Aが雲雀さんと戦っていましたから｣

｢おや、並盛中生でしたか｣

唖然と私と六道さんのやり取りを見ていた
柿本さんと城島さんがピクリと反応されました

｢はい、最近転校しまして
風紀委員をやらせて頂いています｣

｢ほぉ｣

目を細める六道さんに
にっこりと笑顔をみせ

｢雲雀さんはAが戦いのイロハを叩き込みましたから
甘くは見れないと思いますよ｣


｢クフフ、それは大変ですね｣

六道さんは私を見据え

｢貴方はどちらの味方ですか？｣

｢どちらでもありません｣

私は六道さんのオッドアイを
しっかりと見て答えました

｢では、また来ます｣

踵を返して元来た道を進みました

柿本さんと城島さんが
動く気配はしましたが

｢いけません、犬、千種｣

六道さんの声でピタリと止まりました



｢なんでれすか、骸さん！｣

｢犬…｣

｢クフフ、焦らなくとも
彼女とはすでに契約してあります｣


骸は黒曜センターから出ていく
シャドウを冷めた目で見つめていた

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