うわぁ...生で見るとやっぱイケメンだわー恐れ多くて近づけねぇ〜

第２３Q* ページ25

・・・はずだが


何故か黄瀬がこちらへ戻って来るではないか！


なんの用だコノヤロー！




黄「あの、名前教えてほしいんスけど！」


『はぁ？』




突拍子もない言葉に思わず気の抜けた声が出た。




黄「だから、名前っスよ！な・ま・え！」


『雨宮A...』


黄「雨宮さんっスね！じゃ、また！」




黄瀬がそう言ったすぐ後にむっくんの


「黄瀬ち〜ん？おいて行くよー？」と言う声が聞こえた。


黄瀬はデルm...モデルスマイルをあたしに向け、


じゃあ！なんて言ってむっくんの方に急いだ。


そんなシャラ笑顔なんかでノックアウトなんかしないあたし。


しかし、流石はデr...モデル。


かっこいいぞ、普通に←


じゃなくて！気にする所はそこではない。


皆さんお気づきだろうか？


雨宮さんだって！あ・め・み・や・さ・ん！


普通ここは「Aっちっスね！覚えたっス！！じゃ、また♪」っと言って


去って行くんじゃないの？


あの駄犬空気読めよ！


何なのこの世界！あたしに厳しくない！？


アレ？夢小説ってこんなのだったっけ？


トリップってこんな感じだったっけ？←


黄瀬は今のあたしは尊敬もましてや見向きもないってか？


そりゃ、会ったばっかりでいきなり尊敬とかおかしいけど！


クッソ！いつか見てろよ黄瀬ェ！！


あたしの事を「Aっち」と呼ばせてやる！


そのあとはたっぷりと躾をしてやらないと...ね？


さぁー早く愛しの黒子の元へ向かわねば！


あたしは不気味な笑みを残し教室へと向かった。


待っててね！黒子!!!今行くわっ☆




黒「ﾌﾞﾙｯ)何か寒気が...気のせいでしょうか？」

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