＊３９話 封印 ページ44
夏目「部屋全体の結界で妖を封じるから先生たちは入らない方がいいってさ。」
ニャ「えーっ、つまらんなー」
『はい、いいから。のいたのいた！』
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
ス「臭う...臭うぞ、この部屋か。ふふっ食ってやる、
人間共め。全員食ってやるぞ！。」
すすっ 襖を開ける。
しゅるしゅるしゅる
襖の間に仕掛けてあった紙人形が作動し、
スミエに巻き付き拘束しようとする。
ス「ふふっ」
名取「ちっ」
夏目「！すり抜けた。」
『夏目危ないっ！』
夏目の前に立ちはだかる...が私の前に名取さんが立ちはだかった。
スミエが目の前に来る。
夏目・貴「『名取さん！』」
名取さんとスミエが接触寸前に
しゅる ガシッ
誰かがスミエの頭を掴んだ。
妖「夏目殿とA殿に危害を加えることは許さんぞ。」
夏目「！？」
名取「！？」
『...？』
妖「探しましたぞ、夏目殿たち。お忘れか？私のために橋を架けて頂いた。」
夏目「あの時の妖か。」
『あぁ！小さい妖さんが運んでた頭の人か！』
妖「こやつは私が連れ行き清めましょう。
これで借りは返しましたぞ、さらば。」
ぎゅるん
『...終わったね？』
夏目「あぁ。」バタン
名取「疲れた...」バタン
二人はぐったりしている。
『そんなに疲れたの？...変なのっ(^q^)ﾌﾟﾌﾟｯ』
こうして、温泉旅館妖退治は解決した。
ニャ「お前たちいつの間にあんな妖と知り合ったのか？」
夏目「ちょっと、手助けしただけだ。律儀な妖もいるんだな。」
『借りなんて別にいいのに！』
ニャ「またやたらに妖と関わりおって。」
柊「夏目、あの人は封印されてるはずの妖を確認に来ただけだよ。
せっかくの旅行だから、お前と話でもしたかっただけなんだ。」
夏目「うん、俺も話したい事いっぱいある。
いっぱいあるのに...話したいのにうまく出てこない。
知られるのが恐いんだ。恐がれるのはなれていたのに...」
『夏目...』
夏目「でも、いつかきっと。」
名取「お待たせ、悪かったね。また巻き込んでしまって。」
夏目「いえ、本当に楽しかった。懲りずにまた会ってくれますか？」
名取「ああ、もちろん。」
『その時は私も呼んでねっ！』
名取「さぁ、帰ろうか。」
夏目「はい。」
『はーいっ。』
こうして、一泊二日の温泉旅行は終った。
『そういえば、どうしてあの妖は私の事知ってたんだろ？』
名取「今妖の間で噂になってるらしいからね！」
『えぇ！？』
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☆sinri★ - いきなりですけどいません紙人形が髪人形になってました… 気にさわったらすいません… あとお気に入り登録しました♪ (2017年4月29日 13時) (
レス) id: f95f0f9f0f (このIDを非表示/違反報告)
紫小夜(プロフ) - みはしのさん» ありがとうございます(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))完結してもなおコメがくるとすごく嬉しいです♪♪続編の方も良ければお立ち寄りください (2016年11月28日 10時) (レス) id: ae95ac8a3b (このIDを非表示/違反報告)
みはしの - おおおお面白いです…夏目くん!!可愛すぎかっっ!!夢主さん!!可愛すぎかっっ!! (2016年11月27日 15時) (レス) id: 9a292b623f (このIDを非表示/違反報告)
紫小夜(プロフ) - 寂しいリンゴさん» 指摘してくださってありがとうございます。 (2013年11月6日 22時) (レス) id: 998ff141f6 (このIDを非表示/違反報告)
寂しいリンゴ - きづつけるじゃなくてきずつけるですよ (2013年11月6日 17時) (携帯から) (レス) id: 82462bbf0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫小夜 | 作成日時：2013年7月17日 17時
