＊１３話 ページ15
夏目side
最近よく昔の夢を見る。
小さい頃、よく会っていた女の人の夢。
その時のことはほとんど覚えていない。
彼女は妖だった。
あの時の俺は全ての妖が悪に見えていた。
でも、彼女は優しかった。
昔の俺はその優しさに気付けなかった。
俺は彼女をきづつけてしまった。
夏目「先生、またあの夢を見たんだ。」
ニャ「なんだ、またか。最近よく見るな。取り憑かれて居るんじゃないのか？」
先生はからかう様に笑いながら言った。
夏目「それはないよ。もう顔は覚えてないけれど...」
ニャ「その女消えたのではないのか？ならば死んだのであろう。
妖だって生きているのだから、死んだりもするさ。」
夏目「死んだ...か。」
でも俺は死んだと言う言葉にピンと来なかった。
むしろ“ 消えた ”の方がしっくり来るのだ。
じゃあ、彼女は生きているのか...？
どうしてか彼女が気になる。
ニャ「なに、そんな昔の事を考えても意味がないだろう。
どうせもう、会えぬのだから。」
夏目「どうせ先生には分からないy...
ニャ「ンニャン！？」...どうしたんだ？先生」
ニャ「向こうの方から旨そうなにおいがするぞ！行くぞ夏目ー！！」
夏目「あっおい！待てよ先生！！」
先生がいきなり森の方に向かって走り出した。
当然俺が追いつける速さでもなく、探すはめになった。
夏目「おーい。先生ー？ニャンコ先生ー、どこだー？」
とりあえず先生が向ったと思われる方を闇雲に
探してみる。
途中、中級たちに会ったので先生探しを手伝って貰った。
探していると前方から音がした。
俺は先生かと思い音のした方にむかった。
夏目「先生ー？いるのかー」
木々を間を抜けて少し広い場所に抜けた。
そこには女の人が居た。
泣いたのだろうか、目は少し腫れており
鼻は赤くなっていた。
女の人は俺の顔を見た途端驚いた顔をしていた。
そして、走って何処かへ行ってしまった。
夏目「何だったんだ？...人だったのかな？」
でも、なんだか懐かしいような...
見たことがあるような、ないような。
俺は少し記憶をたどっていた。
”たぁくん“
何故か彼女の声が頭に響いてきた。
俺を見た時嬉しそうに俺を呼ぶ声が...
夏目「まさか...」
脳裏に彼女が浮かんだ。
でも、顔はほとんど覚えていなかったため
彼女かどうかは分からなかった。
とりあえず今は先生を探そう。
俺はまた先生を探し始めた。
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☆sinri★ - いきなりですけどいません紙人形が髪人形になってました… 気にさわったらすいません… あとお気に入り登録しました♪ (2017年4月29日 13時) (
レス) id: f95f0f9f0f (このIDを非表示/違反報告)
紫小夜(プロフ) - みはしのさん» ありがとうございます(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))完結してもなおコメがくるとすごく嬉しいです♪♪続編の方も良ければお立ち寄りください (2016年11月28日 10時) (レス) id: ae95ac8a3b (このIDを非表示/違反報告)
みはしの - おおおお面白いです…夏目くん!!可愛すぎかっっ!!夢主さん!!可愛すぎかっっ!! (2016年11月27日 15時) (レス) id: 9a292b623f (このIDを非表示/違反報告)
紫小夜(プロフ) - 寂しいリンゴさん» 指摘してくださってありがとうございます。 (2013年11月6日 22時) (レス) id: 998ff141f6 (このIDを非表示/違反報告)
寂しいリンゴ - きづつけるじゃなくてきずつけるですよ (2013年11月6日 17時) (携帯から) (レス) id: 82462bbf0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫小夜 | 作成日時：2013年7月17日 17時
