Honey【葵ゆうた】

wink１２ ページ13

「えええええええええ！？」



て、転校って！？
しかも…お二人の専属プロデューサー！？



「え、ちょ、待ってください！転校って！？」



「落ち着いて！ちょっと唐突すぎたね」



いや、落ち着けません！
ちょっとっていうかかなり唐突ですけど！？



「だ、第一ここって高校ですよね！私まだ中学生ですよ！？」



「実は先生が特例ってことで、許してくれたんだ。勿論中学生はまだ義務教育だから、必要最低限の勉強はしてもらうけどね？」



特例って…



なんで私なんかを…？
先生、意味がわかりません…



「もし転校してきたとして、私はどこで過ごせばいいんです？」



「う〜ん、申し訳ないけど一年生の教室かなぁ？」



年上の先輩と同じ教室か…



それに友達だって…



でも、ちょっと。









興味がある。









やってみたい。



皆の、葵先輩達のそばにいたい。



でも…



「私、ホントにやれますかね…」



「大丈夫。」



すぐ返事をくれたのは、ゆうた先輩だった。



「Aちゃんならやれるよ。俺が保証する。」



あ、胸がきゅうってなる。



好きじゃないとか言ってたけど。



やっぱダメみたい。



君じゃなきゃ、ダメみたい。



このハチミツみたいな甘い気持ち。



受け止めてくれるかなぁ。



私…









「…やります！」

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