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『朱桜司…はぁ…』



どうも。好きな人を見ながらため息をついているこの女は私です。



「どうしました?」



『ひぃっ?!朱桜司?!喋った?!』



今9月。私が転校してきたのは6月。それまでの間あんずちゃんにプロデューサーの全部を背負わせてきたって考えると、どうもいてもたってもいられなくなって、今は企画で大忙し。


そんなやばい時なのに、やっぱりのほほんと好きな人を眺めているゆったりとした時間が欲しい。



けど私は、見ているだけでいいのだ。話しかけて貰えなくたって傷もつかないし、女と話していたって何も感じない



だから今!いきなり喋ってびっくりしちゃっただろ?!やめろ!心臓に悪いから!



「…私が喋らないとでもお考えで?」



『いえ、とんでもありませぬ』



ひぃぃ自分のヘタレさに驚くぅぅ…せっかく話しかけて貰えたんならどうせなら話せよもっと…



『…レオさんとは仲良くやってます?』



「それが聞いてください!leaderはこの前も床や壁にlesson中なのにも関わらず落書きをし続けて〜〜〜」



レオさんのこと話すと永遠に愚痴ってくるからな…話しているの見ているだけで幸せ♪












「す、すみません…。つい話しすぎてしまい…」



結局ずーーっとレオさんに対しての愚痴を聞かされた…けど声を聞いてられたから満足


何?変態?誰が?



『別に大丈夫だよ、1人であんま抱え込むなよ。Knightsの末っ子ちゃん』



「その呼び方やめてください。気色が悪いです。」



酷い!!毒舌!!かっこいいからいいんですけど!!!!!!



『誠に申し訳ございませんでした』







今日も、朱桜司は平和でした。特別荒れていなかったし愚痴は言ってたけど日頃の鬱憤を私に話すことでストレスなどが減るならどんとこいです



明日もよろしくお願いします







う〜んいつも思うけど私キモくね?日記にこんなこと書いてるの草なんだけど

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作者名:レモンティー | 作成日時:2021年3月22日 23時

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