私を見て 9 ページ11
貴方side
貴「……」
宗「……」
み「……」
凛「……」
……はい、只今、四種類のカレーがテーブルに並んでおります
宗さん作の、とてつもなく悔しいから認めたくないけど、めちゃくちゃ美味しそうなカレー
みか作の、宗さんほどではないけれどとっても美味しそうなカレー
…私作の、色が変なカレー
……凛月作の、色が変どころじゃない、モンスター召還出来そうな恐ろしいカレー
を前に、私達は固まってます
み「えっと…皆、食べへんの？」
貴「そ、そうだよね！食べよ！」
宗「誰が小僧とAのカレーを食べるのかね」
凛「はぁ？小僧じゃないし」
貴「ま、まぁまぁ」
宗「大体、Aが料理対決しようなんて言うのがいけないのだよ。料理も下手なくせに」
貴「や、やってみなきゃ分からないじゃないですか！」
宗「…食べるのは誰だと思ってるのかね」
貴「………皆です」
スーパーから帰ってきた後、私が『やっぱり料理対決をしたい』と言って一人一人が全員分のカレーを作った
つまり、私の失敗作と凛月の怪しいカレーを、皆食べなきゃいけないってこと
まぁ、一人あたりのカレーの量は少ないんだけど、それでも…失敗作を食べる気にはなれない
み「俺、Aのから食べてえぇかな？」
貴「えっ？！食べなくて良いよみか！そんな不味い奴、宗さんに食べさせるから！」
宗「誰が食べると言ったのかね？」
貴「私の脳内では言ったことになってます」
凛「都合の良い脳だね」
貴「うるさい！…というか、この凛月のカレーだって失敗作じゃん！誰もこんなの食べないよ？」
凛「俺のは、目を瞑ればいけるから」
貴「天国に？」
凛「…俺の料理に殺傷能力はないんだけど」
貴「いや……でもこのモンスターカレーはちょっと」
み「モンスターって、強そうやな〜」
貴「だね(笑)」
凛「モンスターじゃないし。美味しいカレーだし」
貴「……絶対美味しくない」
凛「じゃあ良いよ、美味しいって証明してあげる」
そう言って、凛月はモンスターカレーをスプーンで掬った
凛「はい、あーん」
貴「…は？」
待って、私の口の前に運ばれて来たのは何故？
凛「ほら、口開けて」
貴「いや、口開けてじゃんぐっ？」
み「Aっ！ちょ、何しとんねん！」
凛「まぁ見てなって。どう？」
貴「……い」
凛「ん？」
貴「美味しい！！」
み「嘘やろ？！」
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黛千尋(プロフ) - 如月マロンさん» マロンさんの作品はどれも面白いので、ゆっくりでも良いので見たいです！！ (2016年10月1日 22時) (
レス) id: fcc0d33159 (このIDを非表示/違反報告)
如月マロン(プロフ) - 黛千尋さん» 返信遅れてしまってすみません。そうなんです、もう自信を無くしてしまって、作品が書けなくなってしまって……手詰まりですね。スランプでしょうか。復活して書けるようになったら、少し編集してまた出そうかなと思っています！ (2016年10月1日 22時) (レス) id: 8a8ae8c313 (このIDを非表示/違反報告)
黛千尋(プロフ) - お久しぶりです！ディバゲの作品鍵かけてしまったんですね…もし、更新などして気が向いたらで良いので鍵外していただけるとうれしいです！、 (2016年9月30日 21時) (レス) id: fcc0d33159 (このIDを非表示/違反報告)
如月マロン(プロフ) - 雪狐さん» ありがとうございます！更新頑張ります！！ (2016年5月12日 22時) (レス) id: 8a8ae8c313 (このIDを非表示/違反報告)
雪狐 - みか君可愛い!! 宗さんも可愛い!!凄く面白いので更新頑張ってください(^_^) (2016年5月12日 1時) (レス) id: 007c4e3e6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：如月マロン | 作成日時：2016年3月29日 20時
