ある日のお話 ページ1
真緒side
生徒会で、帰りが遅くなったある日のこと
多分、6時位だったと思う
何故か、俺の家の前に背の低い女の子が立っていた
真緒「あの、どちら様ですか？」
警戒しつつ、尋ねてみた
貴「あ！ついに！ついに見つけました！！」
真緒「えっ？！」
貴「あのっ！！私、今から変なこと言って良いですか？」
真緒「え？あ、どうぞ」
貴「私、運命の赤い糸が見えるんです！」
真緒「…は？」
貴「それで！私の赤い糸が、貴方に繋がってるんです！！」
真緒「え？」
もしかしてこの人…酒で酔ってるのか？
でも、どう見ても子供だな…しかも、俺と同じくらいか、少し下だと思う
貴「あのっ！！私と付き合ってくれませんか？」
真緒「え？！いやあの、色々おかしくないですか？！」
貴「勿論、返事は“はい”以外受け付けません♪」
真緒「ちょっ、とりあえず、俺の話を聞いて下さい！！」
変な人だな
っていうか、“運命の赤い糸が見える”って、本当なのか？
貴「あの…やっぱり、疑ってますか？」
そう尋ねる相手の顔は
もう、後がないといった表情だった
きっと今まで、信じてもらえたことがないんだと思う
そりゃそうだよな。“運命の赤い糸が見える”なんていきなり言われても、信じられるわけねぇよな
だけど、嘘ついてるような感じでもないな
真緒「………とりあえず、信じることは信じます」
貴「わぁ…！！初めて…初めて信じてもらえました…！！ありがとうございます！！」
そう言って笑った相手の顔は
花が咲くように可愛らしかったんだ
不覚にもその笑顔にときめいて、俺自身、一番びっくりした
貴「あ、もう暗くなっちゃう！！それでは今日はこの辺で！！さようなら！！」
真緒「え？！あ、さようなら…？」
………
よく分かんない人だったな
どこから来たのか、何て名前の人なのか
色々謎に包まれてんな
だけど
何故か、さっきの人のことが妙に気になってる、そんな俺がいるんだ
ふと見上げたら、目に飛び込んできたのは冬の空
雲一つない、水色の世界
透き通っていて、綺麗な空だった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 16人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「あんスタ」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
水無月のぞみ - さすがにこの終わりは納得しないよ。 (2022年3月10日 11時) (
レス) id: 90a3a483bc (このIDを非表示/違反報告)
如月マロン(プロフ) - 冬菜さん» 真緒くんは、私の中で優しいイメージなので♪底なし沼ですか…では、頑張って、お話の世界に入り込めるような作品にしますね！ (2016年2月28日 9時) (レス) id: 7fdbc2c919 (このIDを非表示/違反報告)
冬菜(プロフ) - 如月マロンさん» 真緒君優しいです♪( ´▽｀)赤い糸が見えるっていいですよねぇ。このお話は私にとって底なし沼です(･･;) (2016年2月27日 22時) (レス) id: e51d897d6d (このIDを非表示/違反報告)
如月マロン(プロフ) - 冬菜さん» わ、この作品にての初コメです！！ありがとうございます！！ロマンチックに書けたら良いなぁって感じです！！タイトル詐欺にならないように気を付けます！ (2016年2月21日 21時) (レス) id: 7fdbc2c919 (このIDを非表示/違反報告)
冬菜(プロフ) - とっても面白いです！赤い糸ってロマンチックです！更新楽しみにしてます！ (2016年2月21日 21時) (レス) id: e51d897d6d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：如月マロン | 作成日時：2016年2月21日 0時
