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__大学内

「あ、すみません、隣良いですか?」


「......あ、はい。」


黒髪黒瞳の青年だ。私がベンチに腰かけてコーヒーを飲んでいると、青年もコーヒーを持ってやってきた。何故私の隣なんだろう。舐められたか? 別にいいけど。


「......コーヒー、美味しいですよね。」


青年は尋ねる。無駄な表情筋を使わせないでほしい。
だが波風を立てたくないので微笑を浮かべて口を開いた。とどのつまりは臆病だ。


「はい、美味しいですね。」


私の笑顔はきっと完璧だ。女優に似ていると思う。
多分。


「あの、僕、金木研って言うんです。いつも貴女が僕と同じコーヒーを飲んでいたから、気になって......。」


なんだ、そんな理由か。なら態々尋ねなくても良いのに。


「そうですか。あ、すみません、私急いでて......さようなら。」


「あっ......。」


口元を押さえてベンチから腰を浮かせる。なるべくリスクは避けて通りたいのだ。
人間関係は浅く狭く、深入りしないのが鉄則である。まだ熱く、湯気が昇るコーヒーが歩いた震動で微かに揺れた。

それはまるで私の心の様だ。友達なんていらないが、アプローチされれば多少心も動く。
だからといって、完全に考えが改まるわけではないが。所詮は他人。どうせ1日限りの会話なのだ。

コーヒーは苦い香りを仄かに残して水平になった。

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清水。 - 当時の私は社会への憎しみとか、そういうのを持ち合わせていたのかもしれませんけど、もう分からないです。私は変わりました。ごめんなさい。どうしても主人公の言葉が紡げない。もう待ってる人はいないでしょうけど、本当に申し訳ないです。 (2020年7月13日 0時) (レス) id: 0eb0a2954a (このIDを非表示/違反報告)
清水。 - 皆さん更新してなくてすみません。作者です。パスワード忘れたのもあるんですけど、多分もう私にはこの作品の続きが書けないと思います。主人公の気持ちが分からなくなってしまいました。 (2020年7月13日 0時) (レス) id: 0eb0a2954a (このIDを非表示/違反報告)
(^∇^) - すっごい、面白いです!続き描いて、欲しいです!!楽しみにしています! (2019年11月22日 17時) (レス) id: 752347c070 (このIDを非表示/違反報告)
くろ(プロフ) - 私、こういう作品好きなのですが書くのやめてしまわれましたか? (2018年12月21日 4時) (レス) id: 50d32aa5ce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:静水。 | 作成日時:2018年9月15日 1時

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