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(しめいかん) ページ10
声をかけられ、私は立ち上がって頷く。
「ああ、大丈夫だよ。すまなかったね。ちょっと急いでいたもので。」
そう言うと、少年は安心したような表情を浮かべる。
「そうか、良かった。こちらこそすまない。…あっ、その制服…もしかして洛山か?」
!!ぴんぽーん。大正解。洛山高校だよ〜。私はそう思いながら、再度頷く。
「やっぱりそうか。俺、今度そこに転校してくるんだ。」
にっこりと笑いながらそう言う彼。…ん?今度そこに…? えっ、まさかこいつ…。
「そうなんだ。えっと、1年…?私は1年なんだけど…。」
「!!俺も1年だよ。同じだな。」
…これはこれは。今度洛山に転校してきて、しかも同じ1年ってなると…こりゃ確定。
こいつ、A達が言っていた奴だ。間違いない。
「そうだね。」
私と奴の会話は、暫く続いた。
*
*
別れた後
ハハハ、こりゃ大ニュースですわ。A達に知らせなければ(使命感)
私はLINEで二人に、さっき標的とぶつかった事や転校してくる事などを書いたメッセージを送った。
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作者名:理依 | 作成日時:2018年3月12日 22時