おまえだよ ページ6
「と言う訳さ。」
メアが説明し終えると、仁奈は少しだけ笑った。…?何だ…?
「成る程、そう言う事。Aちゃん、同じだね。私もね、小学校を離れてからここに来るまでの間…同じ様な事してたよ。
もう、あいつに嵌められた自分に嫌になっちゃってね。で、今後二度とこんな事がない様に…って形で、ね。」
…!! へぇ…?んじゃあ、仁奈も私と同じって訳か。
今朝会ったばかりの頃は気づかなかったけど、今こうやって嵌められる前と比べると…確かに雰囲気も変わったわね。ある意味堕ちた、とも言えるか。
「そうなのね。」
「うん。で、今は担任から彼の話を聞いて…あいつを潰したくて潰したくてたまらないよ。」
ハイライトの無い目で私を見つめながらそう言う仁奈。ふふ、潰したいのは私も一緒よ。
「私もだよ。…そうだ、今度はさぁ…私達で一緒に潰そう?絶対楽しいよ。」
私がそう提案すると、メアとニナは嬉しそうに微笑み、頷いた。
よっしゃ、決まり。次の獲物は___________
_____________川橋 大貴。お前だよ。
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作者名:理依 | 作成日時:2018年3月12日 22時