episode25 ページ25
マウンドで集まるみんなを見つめる
指さした空に続く景色を
『さぁ、観に行こう』
みんなで、観に行こう
・
琴「Aせんぱ〜いッ」
『いつまで泣いてんのよ笑』
私の腰にしがみついて離れない琴羽を剥がして一也のとこに向かう
『おつかれ、おめでと』
御「おう、おまえも」
「てか、制服なんで濡れてんの笑」
『琴羽の涙』
御「いや泣きすぎ笑」
そうやって一也と談笑をしていると
「一也!A!」
御「あ、鳴」
泣き腫らした顔の成宮
成「おまえらは俺の想い全部背負って戦わなきゃいけないんだからね!」
「変なとこで転けんなよ」
「絶対てっぺん取ってこいよ!」
『成宮…』
成「……いってらっしゃい」
悔しそうに
それでも声を振り絞ってくれた成宮
『……そっか…そうだよね』
御「A?」
『青道は、これから負けてしまったチームの想いとか…地域の、親の期待とか』
『その全部を背負って甲子園に行くんだよね…』
16.17.18の男の子たちが背負うには
あまりにも重たすぎるもの
それでもここまで勝ち上がり、その道への権利を勝ち取った者だけが感じられる重み
でも、だからといって気負う必要はない
『一也…一也は、一也のまま野球してればいいんだよ』
みんながそれぞれ
ありのままで野球をやって
どんなピンチも楽しめ
青道の野球を世間に見せつけろ
御「さぁ、行こうか」
『うん……』
夢の舞台へ
………………
早くはじまれセンバツ
甲子園行きたすぎて震える
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作者名:玲海 | 作成日時:2020年2月13日 22時