54話 真夜中の侵入者 ページ9
階段を一段一段忍び足で降りていく俺と真姫。
誰なんだこんな時間に…親父は病院の人と会うから帰ってこれないって言ってたし、兄ちゃんも今は彼女さんとオールで帰ってこないはずだ。
まさか本当にヤバい奴が入ってきたんじゃ?…
真姫「ねえ、本当に家の人なの…?さっきから色々漁ってるような音がするんだけど…」ビク
「わ、わかんねえ…」
真姫はさっきからずっと俺のシャツの裾を掴みっぱなしだ。
やべえ、可愛い(汗)
ー
犯人はリビングにいるようだ。
引き出しの中を掻き回している音が聞こえてくる…こりゃ本格的にヤバそうだ。
「真姫は部屋で隠れててくれ」キィ
そう言って俺は階段下の物置から竹刀を手に取った。
真姫「え、どうするのよ?」
「俺が何とかするから…その間は部屋から顔を出さないでくれ」
真姫「!そんな無茶よ!もし凶器でも持ってたら…」
?「パチン」
やべっ、出てくる!
「隠れろ真姫!」バッ
真姫「きゃっ?/」
俺達は咄嗟に物置の中に身を潜めた。
真姫「はぁ…?竹刀は?(汗)」
「ん…!やべえ、置いてきちまった…(゚д゚')」
真姫「ちょっ!?何やってんのよ!/」
?「…ん?」
A真姫「(!やば!?/)」
クソ、もう素手で突っ込むしかないな。
せめて真姫だけは守らねえと…!?
真姫「っ…A…怖いわ///」グス
真姫の酷く怯えた顔を見た瞬間、俺は無意識に真姫の体を抱きしめた。
真姫「ぇ///…」
真姫には、指一本触れさせねえ。
そして犯人はゆっくりと物置の戸に手をかけた。
?「…何やってんの君達?/」
「は…はい〜?(汗)」
真姫「え?…」
俺達が泥棒だと思っていた人物の正体は…俺の実の兄である清武周二だった。てか泥棒でも何でもねえ(汗)
「何で!デートで帰ってこないんじゃなかったのか!?」
周二「いや、実はツバサ今日熱出しててさ…熱下げるのに婆ちゃん家の薬取りに帰ってきたんだよ」
真姫(?ツバサ?(汗)」
「何だよ…あまりにもバタバタうるせーから泥棒かと思ったじゃん…」
周二「いやーすまね、急いでたからさ/」
ったく、本気になってた俺達がバカみたいじゃねえかよ…
周二「?もしかして君、真姫ちゃんかな?」
真姫「!は、はい…/」
周二「お、やっぱりね!俺、Aの兄貴の周二!Aのことうまくリードしてあげてね?こう見えてもこいつ、結構チキンだからさ」ニヤ
A真姫「「いや別に何もしてません!///」
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カオス(プロフ) - 清武鷹師さん» えっと…この話はもう完結したのでしょうか? (2016年11月11日 21時) (携帯から) (レス) id: ceea5476d5 (このIDを非表示/違反報告)
sakuya0327(プロフ) - 最高の告白でしたね!もうたまらないです!次回も頑張ってください! (2016年6月15日 22時) (レス) id: cf9f05feb9 (このIDを非表示/違反報告)
清武鷹師(プロフ) - 真姫ラブさん» これからも見てくださいね(^ ^)よろしくお願いします! (2016年6月13日 18時) (レス) id: 4ee06ddbce (このIDを非表示/違反報告)
清武鷹師(プロフ) - sakuya0327さん» サクヤさん、大変お待たせいたしましたm(._.)mこれからもよろしくお願いします(^ ^) (2016年6月13日 18時) (レス) id: 4ee06ddbce (このIDを非表示/違反報告)
真姫ラブ - 真姫ちゃん、可愛い!私も真姫ちゃんおしです。更新頑張って下さい! (2016年5月14日 22時) (レス) id: 95891bf395 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:清武鷹師 | 作成日時:2016年2月27日 22時