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63話 その想いを言葉にして ページ18

龍「あの…錦戸?」

「…あなた、喧嘩売ってるの?(怒)もう、真姫でいいわよ/」

龍「じゃあ、まき。俺は聞かれたから話したってだけで、この話を聞いたからどうしてほしいとか言いたいわけじゃない」

「え?」


龍「ちゃんと伝えなよ。さっきはあいつは変わったって言ったけど変わってないところが1つだけあるんだ」

「?それって…?」


A「真姫〜どこだー!」


どこからかAの叫ぶ声が聞こえたのと同時に龍はベンチから立ち上がった


龍「それは「人の気持ちがわかる」ってとこ」

「人の気持ちが、わかる?」

龍「そう。だからまきがAのことが好きって気持ちを伝えたら、きっとわかってくれると思うよ」

なぜだかその言葉は、告白するのを悩んでいた私を大きく後押ししてくれたような気がした


龍「それに例え告白してどうなったとしても今までの関係が崩れるとか、そんなことは絶対にないよ。あいつはそういうやつだから…じゃ」

「待って!…どうしてそんなことまで話してくれたの?」

龍「…ちょっと、羨ましくなってさ」

「羨ましい?」


龍「ちゃんと好きな人に自分の想いを言葉にして伝えようとしてることが」

「え、あなたも好きな子がいるの?」

龍「俺はかよのことが好きだ。」

「え!?/」

龍「言うなよ?」

「い、言わない言わない!」

いきなり花陽の名前が出てきたからびっくりしたわ…


「でもそんなに堂々と言えるのに、どうして気持ちを伝えないの?」

龍「それは…今の俺じゃあいつを笑顔にしてあげることができないからさ」

「あ、ちょっと!…」

Aがすぐそこまで来たところですれ違いに内田龍は去っていった

ありがとう…


なぜ彼は言ってもないのに私がAに告白した後もしかしたら元の関係に戻れなくなるって心配していたことが分かったんだろう

また彼も同じような悩みを抱えていたことがあったのだろうか…


A「はぁ、真姫…どうしたんだよいきなり」

「ごめん、人混みに流されちゃって/」

A「そか…龍は?」

「もう帰っちゃったわよ」

A「はぁ?なに考えてんだよあいつ…さっきは意味深なLINE寄越しやがって」


さて、これから告白する段取りに移るわけだけど…

真姫「花火見に行きましょう?」

A「ああ、けどみんなは?」

「いいの…」ギュ

A「ま、真姫!?/」


「今日は…2人で見たいの/…だからこっち来て?」

A「お、おう…」


私の心は不思議と落ち着いていた

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カオス(プロフ) - 清武鷹師さん» えっと…この話はもう完結したのでしょうか? (2016年11月11日 21時) (携帯から) (レス) id: ceea5476d5 (このIDを非表示/違反報告)
sakuya0327(プロフ) - 最高の告白でしたね!もうたまらないです!次回も頑張ってください! (2016年6月15日 22時) (レス) id: cf9f05feb9 (このIDを非表示/違反報告)
清武鷹師(プロフ) - 真姫ラブさん» これからも見てくださいね(^ ^)よろしくお願いします! (2016年6月13日 18時) (レス) id: 4ee06ddbce (このIDを非表示/違反報告)
清武鷹師(プロフ) - sakuya0327さん» サクヤさん、大変お待たせいたしましたm(._.)mこれからもよろしくお願いします(^ ^) (2016年6月13日 18時) (レス) id: 4ee06ddbce (このIDを非表示/違反報告)
真姫ラブ - 真姫ちゃん、可愛い!私も真姫ちゃんおしです。更新頑張って下さい! (2016年5月14日 22時) (レス) id: 95891bf395 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:清武鷹師 | 作成日時:2016年2月27日 22時

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