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今まではイタリアということもあり、パスタやパンなど洋食でメニューを構成させていた。味付けはおそらく日本風になってしまっていたとは思う。本場の味に及ばないことは百も承知だから変に寄せようとしなかったからだ。ただ、ふとした時に少し懐かしみたい気持ちとやはり慣れ親しんだ物を作るのがおそらく一番美味しいという思いが大半、あとは彼に和食を食べてみてもらいたかった。とはいえ、ジョバァーナさんはすでに食べたことがあったようだけど
「ありがとうございますっ！じゃあリスト作るのでまたお願いします」
ええ、楽しみにしてます。と微笑みながら頷くジョバァーナさんはもはや美術品と言っても過言ではない美しさだ。よくよく考えると私、よくこんな美人さんと一つ屋根の下で緊張もせずにのんびりと暮らしていたなと改めて自分の神経の図太さに驚いた。
食事を終えると各々で好きなことをする時間、大抵ジョバァーナさんは自室で(もしかすると仕事かもしれない)過ごすかリビングの陽当たりのいいソファで読書、お昼寝など。私は掃除、洗濯、ご飯支度と彼が休みだからと言って特別なことはせずに専らこんな感じで過ごしている。
「A、ちょっといいですか？」
「どうしました？」
シーツを乾燥室に干し終えたところでリビングから声がかかって足の調子はどうかと問われる。最近はだいぶ動きもスムーズになってきているのでもう完治寸前だと思うと伝えれば嬉しそうな顔をしたジョバァーナさんが視界に入った
「昨日から市場で小さいイベントをしているんです。見に行きますか？」
「…っ、いいんですか？嬉しいです」
「そこまで喜んで頂けるなら誘って良かったです。夜ご飯もそこで済ませましょうか」
まさに昨日お願いをしようとしていたことを言ってくれる彼の言葉に思わず声が弾んでしまったことに気づいて少しだけ恥ずかしい。けれどすごく行ってみたかったのでとても嬉しいと素直に伝えてみると、自分はいつでも行けるから身支度を整えて来て下さいと優しい声が返ってきた。
「そっか、今まで素っぴんで過ごしてたな…すごいな私…」
先日トリッシュさんが持ってきてくれたメイク道具一式を広げる。手早くメイクを済ませてワンピースに袖を通す。ここに来てから初めての外出だ
「お待たせしましたっすみません…」
「いえ、早くて驚いたくらいです。行きましょうか」
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明音(プロフ) - この作品からジョルノに落ちてしまいました。夢主との発展途上な関係性やジョルノの距離を詰めてくる感じが好きでたまらないです。続きをどうしても待ち望んでしまいます…。 (2022年6月4日 3時) (
レス) id: c2eb8002db (このIDを非表示/違反報告)
ぴーぬ(プロフ) - Curomaさん» 初めまして、好きと言っていただけて嬉しいです。コメントありがとうございます！ (2021年9月30日 17時) (レス) id: 7530be3057 (このIDを非表示/違反報告)
Curoma(プロフ) - 話の展開とか、めちゃくちゃ大好きです‼頑張ってくださいッ！！ (2021年9月30日 6時) (レス) id: da0389b6c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴーぬ | 作成日時：2021年8月24日 22時
