【ブラコン&うたプリ】強さの裏にあるもの。

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カミュSide









藍 『…Aがいないと静かだね。』









静寂を破ったのは美風であった。









嶺二 『そうだね。

でも、Aちゃんにはちゃんと休んでほしいし！

ね？とりあえず午前中は我慢だよ、アイアイ。』


藍 『別に寂しいなんて言ってないし。』


嶺 『へぇ！アイアイ寂しいんだ！！』


藍 『…レイジうるさい。』









黒崎のやつは相変わらず爆睡か。









嶺 『ミューちゃんは寂しくないの？』


『Aがいなくてなぜ寂しがらなければならない。

こうしてゆったりとティータイムを過ごすことができるからむしろ好都合だ。』









Aがいると、砂糖入れすぎやら、今日のお菓子はなんだなどといちいち聞いてくる。









…Aと仕事以外の話をするきっかけとはなるが。









嶺 『あー、Aちゃん早くこないかなー？』


『貴様がAに休みを作らせたのであろう？

貴様がしっかりしなくてどうする。』


嶺 『ミューちゃん、それって僕ちんのこと頼ってる！？』









お前のことなど誰が頼るか。









嶺 『嬉しいなー。

ずっとやってきたけど、Aちゃんがいないとまたみんなのことで新しい発見があるんだもん。

なんだかAちゃんがマネージャーにつく前のことを思い出すなー。』









Aがマネージャーにつく前…か。









藍 『A、かなりしっかりしてきたよね。』


『口うるさくもなったがな。』


嶺 『ちょっと！なんで2人とも若干上から目線！？

ランランもいい話してるんだから起きてよー！』


蘭丸 『うるせぇ。

Aがいない時くらい寝かせろ。』









Aがいても寝るくせに。









全く、だから愚民は。









蘭 『あ？てめぇ、もう一度言ってみろ。』


『ああ、うっかり口が滑っていたようだな。』


蘭 『てめぇ…！！』


嶺 『2人とも今はAちゃんがいないから喧嘩だけはやめて！

ね？』









ガチャ









「私がいても喧嘩はめんどくさいからやめてほしいんだけど。」









黒崎との言い合いが始まりそうだったのを止めたのは、ここに来るはずのないAだった。

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