ナポレオンに喝采を！３【あんスタ】

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「【夏期合宿】ねぇ…」



昼休み、食堂でいつものメンバーと席に座る。

一足先にカツ丼を頼んだ私は、1人悲しくみんなを席で待っていた。


そこ、女子がカツ丼かよとか言わない。




【ユメノサキ】以外の先輩と組むかもしれないっていうし、いろんな意味でドキドキする。



……にしても、みんな来るの遅くない？



流石におかしい、と思い周りを見渡す。

食堂、やけに人気が少ないような。



「…はっ、まさかみんなで【神谷ハブリ大作戦】をしてるの!?傷つく！！」



四方八方からの目線が痛くなってきたところで
みんなを探しにれっつごー！

食堂を出たとき、大きな人混みが。




「〜〜〜っ！」

「〜〜」



…桃李くんの声？

すごく耳をすませると、【ユメノサキ】の見知った声も聞こえてくる気がする。




「ねーねー」

「んぁ？…うわっ、神谷！」




えっ、話しかけただけでうわって言われる私って。

地味にショックをうけながらも、口を開く。




「この人混み、なんなの？」

「あ、ああ…【ユメノサキ】と【コズミック】が衝突してんだよ」



こずみっく？

ギルドの名前、かな？




「こずみっく？」

「え、知らねーの!?」




うん、と頷くとまじかよこいつ、みたいな顔を
される。

私って、相当知らないんだね…。




「神谷が所属してる【ユメノサキ】は学院１のギルドなんだよ。部長とか生徒会長とか、トップ魔導士も【ユメノサキ】だしさ」




たしかに、そうかも。

地味にすごいとこ入ったんだなあ、私(他人事)




「んで一方は【コズミック】。最近できた新しいギルドなんだけどすごい勢いで快進撃を続けてる。
その２つは最高に仲が悪くて、顔を合わせると喧嘩沙汰になんだよ」




いくら入ったばかりだからって【ユメノサキ】のくせに知らなかった私って…。




「そんで今、【ユメノサキ】トップの天祥院と【コズミック】トップの乱が会っちゃってさ」


「え、天祥院先輩が！？」




誰も止めないで見てていいの？

やばくない？天祥院先輩だよ？？





「教えてくれてありがと！」

「え、どこ行くんだよっ」




群がる男子たちをかき分けて前に行く。

もう少し、というところで後ろから勢いよく突き飛ばされた。



「う、わっ!?」



「え、A!?」



上から桃李くんの声。

いった…と言いながら立ち上がる。




そこには天祥院先輩率いる【fine】と
4人のイケメンがいた。








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