【ヒプノシスマイク】お前らと過ごすこの日々

22 クーデター ページ28

ある日、ビルのテレビ的なもの、家のテレビなどに、突然音声付きの映像が流れてきた。





俺は院内のテレビを見ていた。先輩に見ろって言われて。





___「日本の皆様、聞こえますでしょうか。

今日から内閣総理大臣を勤めさせて頂く、東方天乙統女と申します。」






『は…？』


え？いやいや、は？何言ってんの？



流石に天才☆な俺でも頭が回らなかった。




政府は隠し事が過ぎるぞ…意味わからん。




___「この突然の状況に混乱している方も多数いらっしゃるでしょうから、説明致します。




まず、昨日まで続いていたディベートによる戦争。私達言の葉党が制圧致しました。


かつて存在した党派はほぼ壊滅し、これからは言の葉党を中心とした政治を続けていきます。




ここからの説明は内閣総理大臣補佐官及び警視庁警視総監行政監察局局長である勘解由小路無花果に受け渡します。」



『まじ意味わからん…』


その場に居た人全員が、意味不明という顔をしていた。






全く回らない頭で精一杯考えまとめたこと。


・戦争は終わった。

・内閣総理大臣は変わり、中心となる党も変わった。



疑問点

・なぜ女性が中心に居る？

・なぜ突然すぎるクーデター？

・俺達はどうなる？






__「どうも。内閣総理大臣補佐官及び警視庁警視総監行政監察局局長、勘解由小路無花果だ。




これから、女性が中心となる国づくりを進めて行く。

日本の女性の方々、喜びを！！


今までの差別は無くなり、男性へ復讐ができるようになった！！


ということで、男性の方々…いや、下郎共！お前達は今日から税金を女性の10倍にし、住む地域を指定する！そして、中王区への立ち入りを許可無く行った場合は無期懲役とする。


今までの憲法なんてものはもう無い。




中王区と他区域の境に30m程の壁を作る。下郎共。働け。




愚かな下郎共が上に立つなどもう不可能だ。全ては女！女が中心！女に逆らうな！」



そうマイクとカメラに向かって訴える女性、無花果に対し、俺達は放心することしか出来なかった。



女が中心…？税金は男の10分の1…？


いや、流石に男に差別受けたからって酷くねえ？



_「乙統女様、最後にアレの説明を。」

「ええ。




皆さま。よく聞いてください。



これから武力による戦いを一切禁じます。


ということで、武器は全て回収します。





ただ…銃や手榴弾などの武器に代わり、とある武器を差し上げましょう。」

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