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「お、おい!待て!」
『何ー?』
俺は少しばかり迷惑そうな顔をしたが、左馬刻には効かない。
「…恩。返させてくれ。」
『………じゃあさ、ちょっとその血どうにか出来ない?あと、何があってそんなに血濡れてるのか教えて?それを恩として捉える。』
後者は難易度が高すぎたか…?
「…ああ。分かった。でも、俺替えの服持ってねえ。」
『ああ、大丈夫。俺持ってるから。でも…サイズが合うか分からねえ…』
いやあー、俺ってマジ天才!!
ただ思っていた以上に左馬刻がでかい…
「いや、大丈夫っす。あざっす。」
『ん。』
そうして左馬刻は俺が持って来たシャツとズボンに着替え、血もできるだけ拭いた。
怪我はあまりしていなかったので、絆創膏で十分だ。
『……取り敢えずカフェ行こうか。そこで話そう。』
「…!カ、カフェ…!」
合歓は嬉しさと驚きが混ざった顔をしていた。
きっと憧れていたのだろう。
「はは、良かったな。合歓。」
左馬刻が合歓の頭をぽんぽんと撫でる。
兄弟愛っていいねえ。
山田三兄弟の時も見ていて和む。
『じゃ、行こっか。』
近くのサン○クカフェに行った。
ここのあったかいクロワッサンとソフトクリームのやつ美味しいんだよねえ。
.
.
左馬刻と合歓に食べさせてやろ。
『着いたよ。』
サン○クカフェに入ると、
すげえ…とわぁ…!と言う声が上がった。
思わず頰が緩んだ。
席に座ると、2人は店内を見回した。
『ちょっと待ってて!』
そう言って俺は美味しいやつを2つ頼んだ。
.
.
『お待たせ〜!』
相変わらず美味しそうなのを2人に差し出して、どうぞ、と言うと、
「美味しい…!」
「美味え…!」
と歓喜の声。
『でしょ?これ俺も好きなんだよー』
.
.
2人が食べ終わると、2人にはオレンジジュース、俺はココアで飲み物をを頼んだ。
『じゃ、左馬刻君、話して貰っていい?』
なんか君付けって変かな?
なんて思いながら。
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小生 - 面白いね!更新ガンバ!! (2020年1月14日 22時) (レス) id: 803df9d103 (このIDを非表示/違反報告)
十六夜 - 面白いです!続きが早くみたいです!更新、頑張って下さい! (2019年8月8日 16時) (レス) id: 625c8539c6 (このIDを非表示/違反報告)
みみみ - 面白いです!! (2019年4月5日 19時) (レス) id: 60d5fcb14e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:( ^∀^) | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/yukiltu-na
作成日時:2019年2月4日 0時