今日:1 hit、昨日:10 hit、合計:60,839 hit
小｜中｜大
恋も突っ走れ！ymmt ページ2
毎朝僕はこの道をランニングする。
陸上部だから朝練って理由もあるけど、他にも理由があるんだよね。
慣れたコースを走るといつもの休憩場所に君はいた。
今日はやけに早いな。
僕が遅いのかな？
緑道の中にひとつだけ置かれているベンチ。
そこに毎朝、この時間帯に君はいる。
気になっていた。
最初は通り過ぎるだけで何とも思わなくて。
毎日会うから目で追うようになって。
いつの間にか今日はいるかなって楽しみになっていった。
今日は勇気を出してみることにしたんだ。
同じベンチに腰掛けて軽く挨拶して。
「毎朝、ここにいますよね？」
「ランニングしてるんです。陸上部だけど私は他の人より遅いから」
「僕も陸上部ですよ。朝練してるんです」
「走ってるの見てましたよ」
君に見られていたなんて予想外で。
照れて後頭部を掻いた。
「あっ、寝癖ついてる」
「えっ？」
朝急いでいたからと言い訳して２人で笑った。
「この後も走るの？」
「はい、陸上部で活躍したいんで」
「これから一緒に走らない？僕の朝練に付き合ってよ」
「良いですよ！じゃあ、休憩終わり！朝練の続きしましょ！」
「待ってよ！僕まだ休憩したばかりなんだけど〜！」
これから僕たちの朝は有意義なものになりそうだ…！
ー 恋も突っ走れ！ー
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 236人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 設定タグ：QuizKnock
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：*ゆ う* | 作者ホームページ：
作成日時：2021年3月1日 16時
