第36話 ページ37
ギャーギャーと騒ぎ出す双子。
私はびっくりした。
侑さん言葉遣い悪っ…!
と思ったら、
治「なにゆっとんねん!!この性格ポンコツ野郎めが!」
侑「はぁ?!うっさいねん!双子やぞお前も同じじゃろがい!!」
治「お前と一緒とかありえへんわ!!!このドアホクソ豚が!!」
治さんも同じくらい悪かった。
関西弁の喧嘩って迫力あるから怖い。
ギャーギャー口喧嘩し出す双子を目の前にどうしていいか分からず固まっていると、
おにぎりとカレーをすでに食べ終えた銀島さんが後ろからポンポン私の背中をたたいて、
銀島「Aさん、ごちそうさん。お皿、どこ片付けたらええ?」
角名「コレ、ほっといていいから。いつものことだし。」
そう言って双子を指差す。
「…あ、お皿こっちです!食洗機入れますね!」
2人が私をその場から連れ出してくれた。
・
口喧嘩する双子を横目に私たちは厨房へ入った。
私たちがいなくなった後も双子の言い合いは続いている。
「アレ、なんとかしなくていいんですか?」
角名「うん、たぶん大丈夫。俺らじゃ止めらんない。」
銀島「手が出ないだけマシやで。」
角名「手というか足が先だけどね。」
あの勢いで殴り合いの喧嘩なんて始まったら2人とも怪我しちゃうんじゃ…と心配になった。
銀島「昔はすぐ殴り合いの喧嘩しとったけど、双子も成長したんやな。」
これで成長って、昔はそんなにすごかったかな。
角名「高校の頃の双子の喧嘩、見る?」
「えっ?」
そう言った角名さんが見せてくれたスマホの画面には、
銀髪の治さんが、金髪の侑さんに飛び蹴りをくらわせる瞬間。
侑さんの胸ぐらを掴んでブンブンと振り回す。
ヤンキーみたい。
負けじと侑さんも、治さんの顔を殴りつけた。
角名「どっちが勝つかって、みんな昼飯かけてたよね。」
銀島「名物と化してたもんなぁ」
そう言って懐かしそうに笑う2人を他所に、
私はその動画をみて驚愕して固まってしまっていた。
なんて野蛮な高校生だ。
・
治「あ、お皿洗ってくれたん?ありがとうなー。」
いつの間に喧嘩が終わっていたのか、
後ろからひょっこり現れた治さんと、
治さんの後ろから、しかめっ面をして、自身が食べ終えたお皿を持って現れる侑さん。
治「もう遅いし、Aちゃん上がっていいよ!
お疲れさん!」
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ジャム - 間違ってたらごめんなさい。 佐久早くんの聖が清になってます。 (2021年6月10日 19時) (レス) id: 05b8f4c815 (このIDを非表示/違反報告)
たたねんこ(プロフ) - あさん» コメントありがとうございます、わざとそうしてます、、! (2021年2月4日 18時) (レス) id: 415db63fbe (このIDを非表示/違反報告)
あ - 間違ってたらすみません!LINEがLIMEになってます、、、! (2021年1月11日 23時) (レス) id: acd8df42fe (このIDを非表示/違反報告)
たたねんこ(プロフ) - 田中さん» コメントありがとうございます^^もう自分の身の何をどう捧げればいいのか分からないくらい稲荷崎尊いですね…!! (2020年5月1日 23時) (レス) id: 415db63fbe (このIDを非表示/違反報告)
たたねんこ(プロフ) - 猪と猫さん» コメントありがとうございます!もう本当に稲荷崎民にとってはこれは命日かな?ってなるくらい本誌やばかったですね!!猪と猫さんのすなくんの作品も楽しく読ませていただいてました!!これからもよろしくお願いします! (2020年5月1日 23時) (レス) id: 415db63fbe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たたねんこ | 作成日時:2020年4月10日 1時