【歌い手】捨てられない想い２(そらる)

五十三曲 ページ8

そらるside


早く終われ。とこんなにも思ったのは初めてだ



まふ「……これでセトリのほう決定で大丈夫ですか？」



打ち合わせがあり、この打ち合わせが終わればAと会えると思うと時間が早く進んで欲しいと思う




天月「結局立夏ちゃんとそらるさんで歌わないの？」



そらる「うん。俺今回出番多いから、これ以上増やしたら申し訳ない。」



てきとうな理由をつけて、早く終われと心の中で唱えてみる




luz「今回初めて立夏ちゃんとデュエット」



立夏「はい、よろしくおねがいします笑」



luz「うん」



みんなは決まったセトリを見て目を輝かしている




センラ「そらるさん、今日は凄いそわそわしてますけどどうしました？」



でもそんなことどうでもよかった俺に対して、センラは気になったのか話しかけられた



でもAと会う、なんて言うわけなくて




そらる「これからちょっと大事な用事なんだよ」



ちょっと、じゃなくて凄く、なんだけどこれ以上言ったら勘付かれそうで濁して話す




センラ「じゃぁ今日の立夏ちゃんの誕生日パーティには参加しないんですか？」



そらる「元々参加するつもりないよ。」



センラ「プレゼントも無しですか？」



そらる「まず、いつもあげてないし貰ってないから、俺たちにそういうやり取りはないんだよ」



センラ「流石そらるさん。」




そうして結構長かった、いやいつも通りなはずなんだけど今日の打ち合わせが長く感じた俺は、立夏ちゃんのパーティよりももっと大事な用事に車を飛ばして向かった

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