＊You Siｄe＊ ページ11
二宮くんは仕事に行った。
行ってしまった。
急に部屋が、この空間じたいが、
いろんなものを失ったようだった。
二宮くんがいる空間を、
もっと大事にすごせばよかった。
なんて思った。
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何でこんなこと思うのかは、自分でもわからなかった。
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テレビをつけるとちょうどCMに、見覚えのある顔が映った。
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A「えっ！？二宮くん！？」
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『アイドル』冗談だと思ってたのに…。
まさか本当に芸能人だったなんて、
あたしは正真正銘のバカかもしれない…。←
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しばらくテレビの画面をずっと見ていた。
笑ったり、驚いたりした。
でも少したてば、
これから何をしていいかわからなくなってくる。
することもなくて、話す相手もいない。
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二宮くんが朝のうちに買ってきてくれたお昼の分のお弁当も、
なんだか味気なかった。
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チーズケーキも、
いつものように特別おいしいわけじゃなかった。
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A「あぁ…つまんない」
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ソファに座って天井の見上げた。
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急に、
悲しみがこみ上げてきた。
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あたしは必死にこらえようとした。
でも、
涙はどんどん濡れてくばかり。
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泣くのは、寂しいから。
涙が止まらないのは、１人だから。
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どうして。
今までずっと１人だったじゃん。
どんなにつらくても、
どんなに悲しくても、
ここまでやってきたんじゃん。
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なのに……─────────
どうして……───────────？
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二宮くんさえ、出逢わなかったら。
人に優しくされたから、
だからあたしは、
『人の優しさ』を知ってしまった。
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・
『二宮くんの優しさ』も。
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A「…っ、ぁっ…っ、はぁっ…」
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呼吸が…、また…。
息が…、苦しいっ…。
まただ…、また…息が…。
どうしよう…。
どんどん、頭が……───────────
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革ベルト
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美月 - お返事ありがとうございます！えっと…ワタクシの名前なんですけど…記入ミスで<琉那>となっていまして…。本当は美月といいます！ややこしくすいません＞＜これから頑張って下さいね（＾−＾）ｖ (2012年3月21日 13時) (
レス) id: 72a0d13381 (このIDを非表示/違反報告)
翼(プロフ) - Re；琉那サマ いい作品だなんて！(号泣)なんて嬉しいことを言ってくださるっ！←これからも琉那さんに楽しんでいただけるよう、全力で頑張りますっ！！ (2012年3月20日 22時) (レス) id: f6a537e82a (このIDを非表示/違反報告)
美月 - はじめましてっ！琉那といいます＞＜always読んでます！とてもいい作品だと思います！これからも更新頑張って下さい！応援してます！ (2012年3月20日 21時) (レス) id: 72a0d13381 (このIDを非表示/違反報告)
yuumi - 更新、がんばってね♪ (2012年3月19日 16時) (レス) id: e7fac3d3f6 (このIDを非表示/違反報告)
翼(プロフ) - Re yuumi；あんがとぉー(号泣)見てもらえてるって思うと、めっさ頑張れる↑↑ホントに相葉とぉ＊ (2012年3月6日 22時) (レス) id: f6a537e82a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翼 | 作成日時：2012年1月18日 23時
