月の裏に隠したい。 (ページ9)

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…

トミーに腕を引かれるまま、店内に戻っていく。

どうしよう、まさかこんな所で会うなんて思ってもみなかった。

だってこの時間はいつも撮影してる時間だから…

学生も、街に出てくるような夕方の空に

丸い小さな白い月が寂しそうに泣いているように見えた。

ト「聞きたいこといっぱいあんだけどさ」

トミーは少し機嫌が悪そうな声でそう言う。

『…』

何も言えずにただ俯く。

ト「なんで俺と別れたの…？

俺、のこと。嫌いになった？」

いままでどこに居たとか、そんな事を聞かれると思っていたのに、

開口一番に聞かれたのは、「愛の確め」だった。

あーあ、やんなっちゃうなぁ……

『嫌いになれないから……困ってんの』

ト「なんで嫌いになりたいの。

俺ら、もうやり直せねぇの？」

トミーの切羽詰まった声は私の罪悪感を逆撫でする。

言いたくなかったのに……

言わせないでよ。

あーあ、もう、涙出ちゃうよ……

『もう、会えなくなるの。』

涙が頬を伝い、強く握り締めた手の甲に落ちる。

『忘れて欲しいの。トミーには、

とことん幸せになってもらわないといけないから。』

私は、数千円のお金をその場において、また外に飛び出した。

もう、トミーは追ってこなかった。

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なつよ@nnn___riss

なーりすの皆さん！朗報です！！！

今日、東京駅の近くでなーちゃんを発見！

少し顔色悪かったし、前より痩せてたけど
なーちゃんは笑ってたよ！

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俺も見たけど、水溜りのトミーと口論？してるっぽかった。。。修羅場かな

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