Perfect Girl☆8

no.466 ページ17

光「…輝……ごめん…」


輝『ひ、かる？』


光「…受かった……仕事…」


輝『あ、そ、そうなの？！よ、よかったじゃん！
光のやりたい仕事できるね！！』


光「…あぁ……輝？…大丈夫？」


輝『え？な、何が？うん！光の夢が1歩進んで良かったね！
あ！じゃあ、お祝いだね！ビール飲もう？とってくるね！』


光「！…っ輝！」


光は輝が立ち上がり進むのを腕を掴んで止めた


光「…輝？…」


輝は黙ったまま下を向いて一向に光の方を見ようとしなかった


光「輝？…こっち向いて？」



輝『っ……(ブンブン)』


顔を振るだけで輝は声を発しなかった


光「はぁ…輝！」


光は輝の腕をそのまま引っ張り、自分の胸に抱きとめた


輝『っ……っく…(泣』


光「……こうなると…思ってた…ごめん」


そう言ってそのまま輝をソファに座らせて自分も座り
再び輝の顔を自分の胸へと引き寄せた



輝『っ…ごめ…ひか…る……
嬉しい…はずな…のにっ…ごめ…っく(泣』


光「ううん…わかってた…輝は多分泣くって…
だから、俺の口からちゃんと伝えたかった
輝が泣くのは俺のそばでしょ？」


輝『ひか…る…光まで…いなくな、っちゃうの？
…また…またひとり？…っ…あたし…
みんな、あたしおい、て…はぁ…いっちゃう…っ…
はぁはぁ…はぁ…はぁ』


光「！輝？…輝…！輝！！！
落ち着いて？大丈夫だから…ゆっくり…
ゆっくり息して？大丈夫…輝は一人じゃないよ？
大丈夫だから…」


そう言って光は輝を抱きしめた




輝『…はぁ…はぁ……はぁ…
ひか、る…ごめん…大丈夫…だから』


光「輝？」


輝『光が…いな、くてもっ…はぁ…
あたし…へーき…だよ？
みん、な…いてくれる…よね？』


光「…うん……みんなは…いるよ
それに、輝に何かあったり、輝が辛くて泣きそうな時は…俺呼んで？
輝の泣く場所は…昔から俺のとこでしょ？
…だから、1人で泣くなよ？」


輝『っ…光…うん…ありがと！』


そう言って光は輝を抱きしめる手に力を込め
輝は光の洋服をぎゅっと掴んだ






STAFF「はい！カットー！！OKです！」



窪田「星華ちゃん大丈夫？！」


『っ…やばいです…涙止まらないかも〜…』


窪田「えー…もぉ〜…お芝居でしょー！」


『っく…わかって、ますぅ…っ』


「「「あははは」」」


窪田は星華の頭ぽんぽんっと撫でて


窪田「すいません。
次のシーン星華ちゃん無しのとこにしてもらったりできますか？」


STAFF「はい。大丈夫です」

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