【銀魂】階段から落ちたら最推しに出会った【坂田銀時】

5話　お家 ページ6

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『私の名前は椎名Aです。えっと…相談したい事を言えばいいんですよね…？』


新「はい。何でも言ってください！」


こういう、トリップしたときにキャラからの質問の反応対策は現世にいたときに何回も練習したよ！
とっさに言わないと怪しまれちゃうからね！使う機会は一生こないと思ってたんだけどな。


『えっと私、今日から江戸に住むことになったんですけど今お金も住むところも無くて途方に暮れてしまって…
お恥ずかしながら泣いてました。16歳なんですけどね…。』


ちょっと省略しすぎたかな…。細かい設定については今の時点でははっきりとは話さないでおく。詳しく話しすぎると嘘っぽくなるからね。


それにしても、みんなに嘘をつくのは心が痛い！！やだなぁ、仕方がないとはいえ好きな人たちに嘘をつくのは辛い。


でも、トリップしてきました〜っていうのは何か違う気がする。困惑されるだろうし、変な感じがする。
うまく言えないけど！！！


ん？みんなちょっと難しい顔をしてる。やっぱり嘘ってばれた！？


新「…あの、Aさん。もし良かったら僕の道場に…


神「ここに住むアル！！」


『へっ？？』


神「私Aと一緒にいたいアル！それに歌舞伎町は危ないネ、いつオスの狼どもが襲ってくるかわからないアルヨ。」


可愛い顔して可愛いことを言ってくれる神楽ちゃん。可愛い。


『それは大丈夫だよ神楽ちゃん、私可愛くないから誰にも襲われる心配ない！』


自分で言ってて悲しくなってきた…。


銀「んな自分をそんなに悪く言わなくてもいいだろ。お前は可愛い。


『えっ？』


今、なんて？聞き間違いじゃないよね？？？


銀「ということで、今日からお前の家はここな。」


ええええええええええええええええええ！！！


一瞬、断ろうと思った。
でも、住む場所も無ければ今日のご飯も無い。
迷惑はかけてしまうだろうが、頼るしかないと感じたんだ。


『え、えっと、今日から、よろしくお願いします！！！』


私は深く頭を下げた。
申し訳ないな、という気持ちはもちろんあるが
嬉しいという感情が心をぐるぐるさせた。




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